Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

慶応大学SFC Open Research Forum 「ALパターンランゲージ」セッション

夏休みのPCカンファレンス時名刺交換していただいた


井庭先生を訪ねて東京ミッドタウンで開催されていた
Keio university SFC Open Research Forum 2017に参加

ALP(アクティブラーニングパターン)とは ? → パンフレットより

アクティブ・ラーニングを日々実践されている先生の経験則から
主体的な学びを引き出すための考え方や振る舞い方、
授業の仕掛けなどを45のコツとしてまとめたもの。
教科や経験の垣根を越えて、
本質を共有しあえるように造られている。
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慶応大学 SFCの井庭先生が手がけている。

カードはどうやってつくられているのか?
・小中高大の教員から実践聞き取りKJ法でまとめ→共通パターンを探し
→本質を探すそして、暗黙的経験則を半年かけて文章にした。
・イラストを自分たちで描いたとのこと。(井庭先生が描いている)

使い方として
・認識・思考・コミュニケーションを支援する。
 どのような状況のときにどのような問題が生じやすく
 それをどう解決すれば良いかその結果どうなるか?
・それが一枚のカードになっている。
・中空の言葉概念になっていて、多教科などで汎用できる。
・チッョト抽象にすると汎用できる(ここがポイント)

・現況
 ①学校別②教科別→パターンを見る。
 先生語録→ソース

・現在の展開→リリース後
沖縄県での実践
・115の小中高で活用教育委員会でも
・教員704人のレーダチャートが集まっている。
・多数の問い合わせが押し寄せている。
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体験
簡単なレクチャーの後にカードを使った研修を体験
①カードをシャッフル、
②一人5枚になるように配る、
③その中から自分が行っている・意識している1枚を選んで、具体的に話す。

私のいたグループは学生3
(うち高校生2名→講師できていた関大千里国際米田先生の学校の生徒・2泊3日で東京研修中とのこと→生徒達良い経験しているなぁ)
会社員3名、
大学職員1名、塾経営1名という構成で、
意外にも教員がいないという状況。
とはいえ、話してみると、会社の研修担当だったり、人材開発だったり、
相手に何かを学んでもらう、
自分も成長する事が仕事だという方達
人とのコミュニケーションは今や教育現場だけの問題ではない。

 心に残ったのは・・・・
・ニコラス・ルーマンによると
 社会とはコミュニケーションの連続であり、
 コミュニケーションの総体が社会
・社会を変えるには「コミュニケーション」を変えるしかない。
 「認識」ではない、
 「コミュニケーション」をダイナミックに変えていくツールをつくっている。

・カードは「対話」を引き出すツール

・慶応SFCでは入学してすぐ、
 パターンランゲージ(ガイダンスシート)を使って
 「学び方」を学んでいる。その数なんと400人超。

 終了後井庭先生に質問してみたら・・・
Q: 新しいパターンに気がついてしまったら?
A:新しいカードを加えれば良い。

おーなんて柔軟な、
こんな先生の元で勉強している学生さんがうらやましい。

※ 学生さんが造った「パターンランゲージ」のアプリも
 公開されています。
 
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 学君と対話しながら進みます、ToDoリストにもなっていて便利そうです。