地理における【資料活用の技能】(私見)
自然界の成り立ちや仕組みについて教科書・地図帳・資料等の情報収集だけでなくICTの活用も含む。その中で持論の証明に役立つ新しい発見や適切な情報の選択能力も高めたい。
(↓RESASの利用)
地理における技能は、
資料活用の技能、地図の読図、フィールドワーク、地理マトリックスに分析すること、構造化等を挙げられよう。
さらに、これらを活用して習得した知識・技能の活用を通して「思考力」・「判断力」・「表現力」を育むにはどうしたら良いのだろうか?
ここでは以下①~⑥の6つの項目を挙げておきたい。
①問題の解決のために知識・技能を活用する。
②ゴールまでのプロセスを見通し思考や表現の段取りを考える。
③シンキングツールや表現方法など、思考・分析・表現のための手法やツールを個性的に利用する。
④複数の資料を比較して多面的な問題解決や表現をする。
⑤異なる角度からの思考や創作内容を比較検証する。
⑥自己評価しながら次の活用学習に繋げる。
具体的な方法としては仮説検証・フィールドワークなどが考えられる。
★最近の研究授業はMission3で取り組む「15字以内での呟き」というパフォーマンス課題を設定した。
地理的技能の具体的チェック項目としては
「発見」・「収集」・「集積」・「コミュニケーション」・「チームプレー」・「構造化」・「調整」・「再構造化」・「選択」といった流れを意識して新旧の課程にかかわらず以下の様に設定している。
□教科における知識を獲得するために、素材・情報の探索・発見・収集する方法を理解している。
□素材や情報から適切に選択し知識を形成できる。
□自己や他者から誠実に「学びとり・助け合う」事ができる。
□獲得した素材・情報を適切に読み取り目的のために文字・図表等に整理し保存・表 現する方法が身についている。
追記
教師側の教授方法(ベダゴジー)については初めのうちは各々自由にトライするより汎用的な「型」(ジグソー法など「協同学習の技法」(ナカニシヤ出版))を利用していくと授業設計のための情報収集や検証がしやすい。
頻度の高いものとしては、簡易ジグソー法とICTを活用した簡易型バーチャルワールドカフェを活用している。