Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「教育哲学者」苫野一徳さん講話  生徒の質問と感想

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生徒からの質問 (凄くたくさんの質問が出ていました!)

?「しんり」って何ですか?
 
?全員が「絶対の真理がない」という意見で、共通理解したらそれは、絶対の真理になるのではないか?
 
?もし「理性」を捨てることができたら、こたえが分かるのですか?
 
?誕生→学生→就職→老後→死 この過程で生きる喜びが感じられなかったらこの人生は 無意味なのか?
 
?数字はどこまで続きますか?
 
?哲学の話をしていて楽しいですか?
 
たくさん質問は出ていました!

参加者からの感想

・日頃僕がたまに考えていたことに対し答えは出なかったけど考え方、参考になるものが大量にありました。もっと長い時間、聞いていたかった。
 
・哲学のお話、興味深かったです
 頭フル回転でいろいろ考えました
 答えが出なくてもいいんだって納得できて良かった
 
・哲学とは様々な事を言い換える力
 
・私がこの講演で印象に残っている言葉は「共通了解」です。
 共通了解は、科学か数学では絶対に必要だと思います。法則は共通理解がなければ成り立たないと思います。しかし、哲学的な考え方では共通理解は存在しないのではないかと思います。だから、勉強する意味は自分で捜すのだろうと思うし。他人に教えることもできないのだと思います
 
・絶対の真理なんてないというのを聞いて、過去のことを考えてみると、いろいろな場面で真理について考えることがありました。それについて考えても哲学的には意味はないと言っていました。こういう日常のことでもすべてに真理はないことだし、だといってもすべてを捨ててしまうのは残念なことだと思います。哲学を考えるのは難しいことだと実感しました。勉強において「なんでやるんだろう?」と疑問を持つことがありました。今回勉強する意味はあまりないけど、その意味を自分なりに考えることができるようにすることが大切であるということが印象に残りました。
 
・今回の講演を聴いていて、哲学に対する考えが変わりました。哲学は難しい問題を理論で考え続けることだと思っていました。しかし、哲学から民主主義が生まれ、いろいろな問題が解ける、あらゆる問題を考えるコツなのだと聞きました。そして、問い方、考え方を間違えると、答えに行き着かないので、問いの建て方を変えることが大切だと分かりました。私は「勉強するのは何のためか?」など、考えはじめると、答えが分からず、何もやりたくなくなってしまうで、ずっと考えないようにしています。勉強する意味も、生きる意味も、自分の納得できる答えを考えようとすると辛くないと思いました。ためになりました。
 
・講演、楽しかったです。私は今まで哲学って堅苦しくて、おじさん達(すみません)が小難しいことについてずっと話しているようなイメージがあったのですがイメージ変わりました。哲学って楽しいなぁーと思えたことは今日一番の私の収穫です。ありがとうございました。
 
・理系ですが、哲学に興味があり、今回の講演に参加させていただきました。とても面白く、ここまで前のめりになったのは久しぶりです。倫理が取れないのが残念です。またお会いできる機会があればミッチリお話ししたいです。
 
・「考え方」を間違えると、どこへも行き着かないという風におっしゃっていましたが「考え方」に間違いはあるのですか?もう一回来てほしいです!こんなに早くすぎた1時間は初めてでした!ありがとうございました!

・生徒の質問に丁寧に対応してくださり、良かったです。哲学の話も、聞いている生徒は充分理解して、楽しみながら(考えながら)聞いていたと思います。素直に言われたことを聞き、素直に勉強してきたうちの生徒にとっても、新しい考え方を投げかけるお話だったと思います。ありがとうございました。(職員)
 

何もないところから何かを生み出す、こたえも問いもないところから考えていくとき「哲学」は強力な武器になる、その「武器」が必要な時代がやってきているのではないでしょうか?(管理人)