Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

全高進 講演記録「大学における授業改革の試み」その①

● 「大学における授業改革の試み」
 山形大学地域教育文化学部教授

 小田隆治氏(生物学)の講演メモ①


・「大学の実力」の委員
・大学改革の背景
・大学は学問を教えるところ
・演習実践
・大学は世界同時進行で変化している。
・大学進学率は増えている。
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・文明の成熟化
少子化になって親から面倒見てもらえることが分かっている。
少子化で人間が自立していくことは難しい
・自分の子供については手厚く面倒見ているでしょ
・大学の大衆化や文明の成熟
グローバル化・情報化・・・・この先はどうなるか分からなくなってきている。
・指示待ちは学生だけでなくそういった人間が増えている
→世界の制度化「マニュアル化」がすすんだ結果だ。
・世界の分節化こういった全体の流れを理解しておくべき
 
・高等教育のパラダイムシフト
・教養教育から全学共通教育へ
・専門教育にはめ込めないが必要なものは「全学教養教育へ」
・今大学は就職・社会に役立つ専門学校化
旧帝国大学以外は「近視眼的功利主義の跋扈」役立つという功利性に傾く

・米国大学の初年次教育
→適応支援・退学率の低下
→コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力・レポートの書き方・図書館利用・生活指導・犯罪の予防 こんな事も支援している。
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・学生主体型授業→「生涯を通じた主体的な学びの基盤づくり」のため。
 社会がどんどん変わってくるから、
 学校で学んだことだけでは対応できない「予測困難な時代」
・予測困難な時代を逞しく生き、良い社会を築いていく
→ただのメッセージではなくてホントに求められている。

机上の学問研究ではなく、現場での実践研究を積極的に取り入れて改革している方です。国立大学でこれをすすめていくのはものすごくエネルギーが要るんだろうなぁ。