Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

iTeachersカンファレンス 2014 Spring その④

講演のメモ (ラスト)

金子 暁 先生 (広尾学園中学校・高等学校)
「2014広尾学園のICT」


・ここからどの様に向かっていくのか?
 何を考えどこに向かうのか?
 50年後の日本はどうなるか?
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 (↑ICT「活用」から「創造」へ、全ての教育活動のベースに「リデザイン」)

・中学生の絵「未来予想図」
 発展はして欲しいけど自然は大事
 「未来」→人の心を描いた→「未来像」→「現代の課題」にたどり着いた
 未来はどこかにあるのではなく今ある課題を見ていくことでいきつく 

 (勤務校の美術の先生も新入生に、「未来の学校」を描かせていたなぁ
 そこに描かれていた学校にあって、現実の今の学校に無いのはICT
 ・環境・リラクゼーションといったものだった。)


・「思考力」というものが叫ばれているが
 その上に「感じる力」というものがないとそこにICTが入ってこないと
 大震災以降それを感じている。

 (私もそれを凄く感じている「?!♡」凄く大切。)

広尾学園の教育く基準の全てのベースにICT
 ICTは「活用」する武器から「創造」する武器に
 「創造的」側面

・具体的には・・・・・
 プログラミングの導入 
 ロボット講座(プログラミング講座)
 「リデザイン」

iPad一人一台体制から
 何か機材のトラブルがあったときに
 先生が面倒見るのではなく
 生徒同士で対応する仕組みを作った

・生徒のICT委員会が発足
 (ディバイス利用に関するルール作りも生徒が行った
 ・機能制限をどうしていくかが今後のテーマ)

・今後欲しいものは3Dプリンター
 これは→コミュニティースペースとして

 (ipadに入れているアプリのリスト→有料・無料
 ・これは導入を考えている学校・担当者にはありがたい。)

ICTを封じ込むのは時代の逆行
・そんなことしたら生徒の未来の可能性を閉じさせてしまう。
 (私もそう思います。田舎ほどもっと積極的に使ったら良い)
・ただし情報機器の乱用には注意
・ルールに関して厳しめでスタート
 →だんだん生徒に考えさせている。
 (ICTの導入を進めると管理や制限の話は避けられない、
 金子先生のところでは上手に生徒のマンパワーを活用して、
 学ばせている。だからこそICTの活用が教育ハブになっている!)


杉本 真樹 先生 (神戸大学/医師・医学博士)
「教育を動かすインセンティブプレゼンテーション」


・医師・外科は命に関わる事を説明する
 医療プレゼン


インセンティブを考えたプレゼン
 医療=教育と置き換えてみては?
 (なるほど!)

・「インセンティブ」は「動機付け」

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何かをやったことに新しい価値を付けるのが教育
・山に登って「アイロンかける」→それは馬鹿馬鹿しい
 でも、よし俺も何かやるぞ!

・「知的好奇心」を満たす
 →3Dプリンターで模型を作るところを見せた→体験
 ・好奇心→体験→自己表現 双方向のやりとり

彼らはiPadを見ているのでない、その先にある「社会」見ている。
 (確かに!)

・エレベーターピッッチ
 一緒にのった投資家が30秒で投資してくれるか?
 ワークシートを作った fbにアップしている
 そしてその穴埋めして持ち寄ってイベントも実施
 →みんなものすごいピッチ→高校生も参加している。

・教育でなく教「域」開放を
 
・「IQ」→「EQ」→これからは「CQ」だ
 「CQ」創造力(クリエイテイビリティー)
  これは従来の教育ではできていない

・3Dで再現して触感も一緒の臓器モデルを作った(特許)重さも!
 模型だけでなくその元となるデータが重要だった!

・アナログとデジタルの融合へ
 ipad→自分で自由に使うことが大事
 手術室にiPad→導入には滅菌のパックも必要だった、
 「やってみて」はじめて分かる。
 「実地」があって分かる

PCやスライドにゴールはない
 プレゼンはプレゼンが終わった後にゴールがある。
 人を動かすかどうかが大切、
  (納得! アウトカムですね。)

・実践している人の生の声
・信頼・共感
・人と人
教域開放→先生の過去の話もキャリア形成に有効


・日本の医療の歴史を展示している、
 自身のスキャンも展示

コーチングが必要になってきている
・教育はプレゼント「まさに今」

・医療と教育は似ている。
・(しかし)教育は遅れているのか?


(今日のプレゼンの中に、昨日の出来事がもう組み込まれているのが凄い!)


 

明日は 気力があったら?! 【第3部】 トークセッションのメモの予定です。