開成高校野球部監督 青木秀憲 先生の講話を拝聴する機会がありました。
放課後勉強会「弱くても勝てます・・・。」開成高校野球部の過去と現在
・弱くても勝てる秘密?
・「弱くても勝てます・・・というのはウソです。」 (「えっ!?」)
・出版社がインパクトを狙って単行を本出す時
「弱くても勝てます。」というタイトルになった。
→言葉だけが1人歩きする事を心配した→インパクトある方が売れる。
→言葉だけが1人歩きする事を心配した→インパクトある方が売れる。
・(さらにTVドラマは開成高校の中身とは違うものになっていった)
推薦入試で入ってきた選手はいない
部員は常に20~30人程度
部員は常に20~30人程度
・朝練の様子→8:10に始まる授業前に一時間程度しているが
グランドは各部活に割り当てられている。
グランドは各部活に割り当てられている。
・放課後も割り振り
・時間・設備・人材的に様々な制約がある。
そんなチーム事情で条件的に有利なチームに勝つために
・時間・設備・人材的に様々な制約がある。
そんなチーム事情で条件的に有利なチームに勝つために
「必要最低限」何ができなければいけないのか?
時間と場所に制約がある中で
・「何をしなければならないか?」
ではなく「何をしなくても許せるか?」で考える。
・カットしていって最後に残ったものだけ一生懸命やる。
一点どころか、ヒット一本打つのにも苦労
・得点力が0では守備が頑張っても勝てない
・投手の制球が悪いと、ほぼゲームにならない。
・得点力が0では守備が頑張っても勝てない
・投手の制球が悪いと、ほぼゲームにならない。
・こうした試合が「日常」である。
・常に強豪校との準決勝を常にしている感じ
・必要最低限の条件
・ストライクがはいる(できれば二種)
・討ち取ったゴロ・フライがとれること
・140㎞の投手に対処できること
・ストライクがはいる(できれば二種)
・討ち取ったゴロ・フライがとれること
・140㎞の投手に対処できること
何でも上手いに越したことはないが、
強豪校と渡り合うにはこれが必要
・頻度の高い技術をとりあえず磨く(①~③にこだわる)
②「討ち取った」時の・ゴロ・フライを処理できる。
・ノックよりキャッチボール、トスバッティング、
・ノックよりキャッチボール、トスバッティング、
手で転がしたゴロを正しいフットワークで捕球
・大切なのはコミュニケーション力と冷静な洞察力
・大切なのはコミュニケーション力と冷静な洞察力
③140㎞を打つ
「当てに行くとあたらない」
「当てに行くとあたらない」
「当てに行くことかできる選手はもともと上手い選手」
・空振り凡打を恐れず、どれだけ強く振るか。
全員に長打を要求
「長打も出る」は野球の基本
・空振り凡打を恐れず、どれだけ強く振るか。
全員に長打を要求
「長打も出る」は野球の基本
・投球奇跡とバットの角度にこだわる
・力負けしない身体作り
・「(チームとしては)打撃は堅実、守備は水もの」
・バッターボックスに立つ9×3回の機会を生かす
・長時間の守備練習の成果が出る玉は試合の中でいくつ?
↑これのために練習時間を沢山費やすのは無理
・守備は9割の完成度でやっと互角
そこから先はたいへん
そこから先はたいへん
・打撃はちょっとの努力で互角に並べる
・長打は簡単に打てる
「長打」は大雑把な野球ではない、長打「も」あるのは野球の基本
長打が打てないと短打は生きない
・基本的な戦略
「ひとり一人は弱くても」ではなくて、
強豪校の厚い壁に風穴を空ける誰かをつくる。
誰かが空けてくれたらそこを攻める。
開成高校の目指す野球
・爆発力のある攻撃 大崩れしない守備
(ピッチャーを中心とした攻撃野球)
・らいし試合展開例 ①2001夏
開成 00503004 12 みごとにコールド勝ち
相手 10001101 4
開成 00503004 12 みごとにコールド勝ち
相手 10001101 4
・らしいし合い展開例 ②2014春
開成 100040301 9 もう一押しが不足コールドにならず逆に敗退
相手 000002107 10
開成 100040301 9 もう一押しが不足コールドにならず逆に敗退
相手 000002107 10
(大味な結果だなぁ)
スポーツに機動力(走ること)はつきもの
スポーツは「走れなければダメ。」→走る練習が多い
東大・大学院で運動生理学を学んだ体育の先生
練習メニューはその経験から作り挙げている
現在の思いは・・・・つづく