Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「創造的復興教育 Project Based Learningの可能性を考える」3

 南郷 市兵 氏 講演 OECD東北スクール (つづき)
 スクールの卒業生の進路が素晴らしいという 昨日の続きから


・自分から「自分事」と捉えてチャレンジしていく、
 「自分事」として捉えられる問いを設定。

 (世の中の問題を「自分事」と思った瞬間に学びは加速すると思います。)

・自分たちが活躍する10~20年後を想像し
 教室の中にいるだけでなく教室の外で実践していく。

・地域のプレーヤーとの協働

・(東日本大震災の時は)
 殺到する支援の申し出、
 山積する課題、繋ぐ仕事から始めた
 でも、それだけではがれきの山、
 町並みは戻らない

 →本来やるべきことは何か?
 外からの申し出を子ども達の力にしたい。

 →表現系イベント、生徒会サミット、などいろいろ取り組んだ。

・平成8年の「生きる力」で目指した方向に合致した。
・「いかに社会が変化しようとも」・・・
  →震災という言葉をかさねると重たい。
(平成8年のこの文言が「東日本大震災」と重ねるとその意味合いは重い)

・これは東北だけの話ではない。

・国土全体での人口の低密度化と地域的偏在が同時に進行していく。
 
 2050年こうなります→http://www.mlit.go.jp/common/000134593.pdf
 
 人口、気温、獣害、全国の人が住んでいる地域の1㎞四方で
 全国の6割が人口が半分になる。(国土交通省HP)

・全体の半分は無居住地域になる。
・働く人が減るので生産年齢人口は40%減少

・2050年というのはこの4月に高校に入学する生徒が50歳になった時。

・国土全体で人口の低密度化と地域的偏在が同時に進行するという、
 これまで経験した事がない新たな現象が進行することにより、
 その過程で、
 これまで維持されてきた国土との関係性の限界が見えるような
 新たな局面が生じる可能性がある。
国土交通省 国土審議会制作部会 第二回長期展望委員会)

・まさに答えのない問い