Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「なぜ?」を考えることを放棄すると (九州から戻って)

修学旅行明けに話したいこと

今回の修学旅行のテーマが戦争と平和でした。
被爆者の方から体験談をうかがった長崎
特攻隊の「知覧」
平和だった日々の日常生活が
いつしか、少しづつ変わって
「戦時」となる
「なぜ、このようなことになったのか?」
「なぜ?」を考えることを放棄すると
いつしかこの道に戻ってしまうかもしれない。
そうならないために
学び続けなければならない
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悲劇は
未来を絶たれたれた若者
そうならざるを得なかった背景
これは「過去の話」ではないし
「日本だけ」の話でもない

今この瞬間も、
コンゴのチャイルドソルジャー
シリアの内戦
IS
ミャンマー・・・

今は
先は見えないけれど選択肢はある
何をしたら良いのか分からない
誰かが何かをしてくれるのを待つ
「くれない族」が増えているという
自分で自分の責任はとらない。
このままで良いのだろうか?

!  気がつくこと
? 疑問を持つこと
 各人が主体性を持つこと
♡ コミュニケーションを取れること
  
 21世紀も既に15パーセントが終わった
 たとえばユネスコが新しい時代の教育に求めているのは
・言葉や新しい道具を上手に使えること
・異文化集団とコミュニケーションをとること
・主体的に学び続ける事

今日はパリでテロがあった
地球は急速に小さくなっている
遠い世界の出来事ではもはや無い

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私たちの世界には長い歴史の中で育んできた
共通の「価値観」というものがある
平和・人権・環境・持続可能性・・・
我々の暮らしている世界の持っている共通の価値観共有し
維持・発展させていくこと
どうしていけば良いのか?

「共通の問い」
これを地元で考えるのも良いだろうし
世界に出て行って行動するのも良いだろう
ただ1つ言えることは
この「本質的な問い」に向かい合っていくことが
ますます重要な時代になってきているということ

もう他人事ではない

来年から18歳も選挙権を行使できる
参政権を得るということは
未来に責任を持つということ

戦後70年
「なぜ、戦争が起こるのか」
それを考え続けることが問われる世代になるのかもしれない
完璧な正解は誰も教えてはくれない
「学ぶ」しかない

主体的に学び一人ひとりが「自分の軸」を持つこと
表現してみること
話し合ってみること
行動してみること
体験を経験にして
経験によって裏打ちされた「知識」を身につける
「知識」を持ち寄って「知恵」を紡ぎ出す

小さなほころびを絶えず修繕していく作業
歴史が繰り返してきた「問い」を
今また突きつけられているのではないだろうか?