Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

自閉症についての研修から

アスペルガーについての研修から

特にアクティブ・ラーニングのために開講された講座ではない・・・
しかし
これを機会に
自分なりに「アクティブ・ラーニング時」に
押さえておきたいと思ったポイントを挙げるてみる
イメージ 1

アスペルガーの生徒に対しては
①「予告」と②「説明」と③「尊敬」そして④「バディ」が必要

①授業の前に事前に「道筋」を示しておく。
  何をどのように取り組むのか
 途中のルート変更はパニックになる
 事前説明によって安心して取り組ませる事ができる。

②どのような目的があるのか説明しておく
 苦手な人とのコミュニケーションを含む意味を説明しておく
 想定外は禁物
 失敗しそうなときには
 回復する方法も説明しておく
 待避方法と場所も示しておくと安心できる。

③一度失敗するとその失敗は「学習」されて
 トラウマになる。
 その場所・メンバー・状況に対してフラッシュバックがおきて
 二度と同じ事に取り組めなくなる
 「失敗させない」事が大切。

④生徒の支援者「バディ」がいると良い。
 バディは器用で物事を「説明してくれる」
 よく話すタイプの生徒がよい。
アスペルガー」の生徒の傾向
「尊敬」を受けることで「安心」できる。
権威主義」なので「肩書き」に弱い
運良く教師が生徒の関心分野と一致し
知識や技術を示すことで
「尊敬」を得られると指導に乗ってくる

感想

アスペルガーの生徒はもちろん
ホランドのI(研究)タイプが多い
自分のペースで個別対応するような仕事に就けば
大活躍できる
産業構造が大きく変化している昨今
特別な個性を持った生徒が
能力を発揮することは当然求められる

どの人にも言えるが
「承認」の上に「自己実現」がある
「承認」がされていない場での
自己実現」はもろく崩れる

異文化を理解するように理解する事が必要

研修では「理解」することの大切さが述べられていた
相手を「理解する」事の大切さ
「理解」してあげる事が現場には求められる
職務としてはそれが最優先だろう。

しかし
多様な価値観が取り入れられ
さまざまなチームで仕事を進めることが増えるとすると
これからの時代は
相手に「理解してもらえれば力を発揮できる」という人材より
もっと求められてくるのは
相手を「分からないけれどなにかあるに違いない理解できる様努力しよう」
という人材を育てる方向だろう。

受け入れる事は大切だが
生徒にも後者の力をつけるという
視点も重要に思う。