Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

公開授業を行いました

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10月2日(金)5時間目、今月の公開授業日として県内の農業高校の管理職の先生方と指導主事の方教育産業関係の方々に授業を見ていただきました。



参観された先生方の感想

印象に残ったこと

マッピングの仕方がバラエティーに富み生徒がやり方に慣れている。
 指導を丁寧にされ ている様子が分かりました。(一番大事な点だと思いました。)
〇ゲーム感覚で楽しく授業に集中している。
〇仲間とのコミュニケーションがとれている。
〇図式化・文章化を行うことにより思考が育成されている。
〇少なくとも、体育のあった後の午後という環境が悪かった中で
 全員が活き活きと取り組んでいることはすばらしい。
〇教師の指示もある程度あったが、生徒が自主的に取り組む様子が印象的でした。
〇生徒の発言に「質問手大事だよね」という一言がありとても印象的だった。
〇生徒のいきいきと授業に取り組む姿勢が印象的でした。
〇単なる言葉を当てる事ではなくグループに分かれて言葉を繋げ
 地理の内容を理解しようとし生徒が一人ひとりが考えお互いの
 意見を聴きまとめていく授業、生徒が主役だった。
〇全員が取り組んでいる様子がとても良い。
〇生徒がグループワークを行っている中でKJ法まとめの形式を
 それぞれの班で組み立て ているのが印象的でした。
・デジカメでA~Dのホワイトボードの記録をしておくと
 次の展開で使えると思います。
 (実は、アシスタントをしていただいた先生に撮ってもらっています。)
・質問を互いに出し合うとき男女で分かれてしまっている
 (後にそこは解消)。段書で行う 時間とかも設けても良いかも。
・難しい言葉を背負っている生徒も最終的には当ててしまうのは
 能力の高さかなとも思いました。
進学校ならでは・・・のところも見られるが、参考になるところも多く見られた。
・やはりこの内容を1時間では厳しい。
・グループによって進め方に若干差がありましたが
 「リーダー格」がいるかどうかで止むを得ないかと思いました。


仕組み

〇相手の事を思いやる言葉・ルールをはじめに伝えていた。
〇よく考えられた構造だと感心しました。
〇てれびスクリーンでタイマーを出したりいつも
 普通に使っている感じが良いと思います。
〇進み方についてはすでに何度も行っているのでしよう、
 生徒は自然と次の取り組みに移って行っています。
・自分に与えられた気象用語を一人に1つずつ質問し、
 YesかNoで回答してもらう→用語はあらかじめ4つに分類されており、
 その用語を使って説明文を作る。
・グループワークをもう少し小集団化すると、
 より個人個人の活動の場が広がるのではないでしょうか。
・まず「聴くこと」の大切さを伝えたい、「聴き取る力・読み取る力」

仕掛け
〇黒板に(カードを)貼って考える。
〇プリントの上下(相手が写しやすいように一部逆になっている)に
 印刷も参考になりました。
〇画面を大きく見せる仕掛けは専用のソフトなどを使ってみせるのも
 このレベルの生徒には効果的かもしれません。
〇プリントが対面で使うために逆向きになっている。
・用語の選び方が難しいものがあるかと思いました。

教え方
〇生徒の(描いた)図はよく分かるようにまとめられていました。
・教師側の声かけ、アドバイス・・・
 難しいですがどの程度まで入っていけば良いのかを考えさせられました。
〇用語を理解していること、
 つまり一つ一つが予習できていないと用語が頭に浮かばない。 
 予習の重要さとその活用方法の2点が生徒に印象づけられている。
・グループワークでの補助「ホワイトボードを使うか?」
 「しゃべっていない人の意見も聴 けよ」等の支援があった。
・図式化することができれば文章が書けるところに行ける。

支え方
〇四つのグループの中でも少しコミュニケーションの差がありましたが、
 リーダー的な生徒の言葉があると急に発展していました。
〇「私は誰でしょう?」で残っている生徒を救っているところがとても良い。
〇グループワークで話している言葉を拾ってあげて
 みんなにアドバイスを与えるかたちでその生徒にヒントを与えていた。
・単純な言葉ほど異なる方向に向かうと理解できないので、
 ある程度質問をして答えが見つからない場合一度リセットするように指示する。
 難しい言葉には少しアドバイスをする必要がある。

感想
・ジグソー式でABCDを完成するためにあたって、特に組み合わせの生徒
 を指定していないようですが、交流する相手が不足なのが気になりました。
〇とても勉強になりました。
〇ありがとうございました、大変参考になりました。
〇授業の進め方で大変参考になりました。
〇農業高校(専門教科)の中でどのように取り組んでいくか、
 良いヒントになりました。
〇学習内容の理解だけでなく、
 クラスの生徒のコミュニケーションに役立つのではないかと思いました。
〇90字にまとめることに時間をとられてしまっていましたが、
 小論文等で(大学に)繋げるためには字数も考える事は大切です。
・生徒の活動をどのように評価するのかが気になりましたが、
 協議会での説明を受けて納得しました。
・「授業で取り扱う内容」を履修しきれない可能性(心配)は無いのでしょうか。

観察質問等
〇表現方法の学習になる。(正しさ・わかりやすさ)
〇教員として常に学んでいく姿勢と生徒からも学ぶ姿勢は重要ですね。
〇50代が多くなっている教育界、教員にもパンチを投げかけたいです。
〇65分の授業に全員が熱心に取り組む事に驚きました。集中力がすごい。
・予習が必要となっているが、
 しなかった生徒は今回の授業の反省かつ次からはするようになるのでしょうか。(予習をしなくても何とかなる事が次からの予習をしなくなる事は無いのでしょうか)
・教師の力量が求められる指導方法、まとめていく力、想定外の展開対応。
・グループで考え言葉をどのように繋げていくのか。
・言葉を図の中に入れて行く工夫は生徒自ら考え
 グループで意見を出し合あう上で分にまとめやすくなると思いました。
・農業高校では1時間で前半のカードの用語を探るまでくらいしか
 できないのではと感じた。
 しかも、教科書を熟読する事が短時間では難しいため
 予習の指示だけでは難しく授業でしっかり教えた後に
 復習的に実施というかたちでないと大半の生徒は解答に到達できない。
 教師の指示で文章化まで時間内にできるのは生徒の室の高さを感じた。
 全員ではないが、多くの生徒が意見を出し合い文章を完成できるし、
 学校に持ち帰って即導入とは行かないと思った。
 (勤務校でディベートを導入したときの様子から判断しての感想)
・アクティブラーニングのスタートがキャリア教育であり、
 総合学科の立ち上げからであることを伺い感激した。
・ルーブリックによる評価方法をどのように説明しているのでしょうか。
 またそれをどのように活用しているのでしょうか。
 実際の評価に反映しているのか。
・アクティブラーニングによる授業と板書を中心とした授業では
 生徒の学習の定着はどうなのでしょうか。

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明日は生徒の感想です。