Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

ベン図で学ぶ「ヨーロッパ4国地誌」アナログ編

明日から定期考査
本日はテスト前の学習内容のふり返り。

今回の範囲は「ヨーロッパ地誌」

ということで
四クラスある本日の授業
教室の環境やメンバーに合わせて授業を展開。

アナログ編


ネット環境のない校舎棟の選択教室
ここでは完全なアナログ方式

今回はデータからヨーロッパの主要国を読み解き
その四カ国に関わる関連性を
ベン図で整理するという流れ

ポスター大に拡大した「ベン図」には四カ国を配置
各々の要素を分析するための16象限のあるベン図を示す。

選択授業で生徒数が少ないので空欄が多くなる事を予測して
週末課題として予習で調べてさせておいた
16項目に当てはまる要素を一人ひとりに考えさせる。
イメージ 1

 (↑①に対する②の象限が裏表の関係になる様に①から⑯の番号を付けている。↑)

アナログ方式は1人に付箋を16枚渡し
①~⑯の項目の全てを答えていく。

(1)作業はまず「ヒント無し」で5~10分
(2)次に、自然・産業・位置・文化・貿易品などの
 「項目のヒント」を示してまた5~10分
(3)さらに他クラスや昨年度の先輩が取り組んだ結果
 といった「他の人が解いた答え」を見せてさらに5~10分
 これを超える答えを持ち寄り完成を目指す。

イメージ 2

 (↑手前は昨年度の作品)

完成したら
ワークシートに項目を書き込んで行く。
 (間違っている事もあるので必要に応じて教師が解説を加える。)

イメージ 3

単純・孤立した知識が結合し
やがて
国家間の関連性がうっすらと見えてくる。

メタ認知」へ

「ドミトリーでさまざまな国籍の人と共同生活する」
「世界の人と協働して働く」
その様な場合
このレベルの全体把握
→関係性の理解(メタ認知)が求められるのではないだろうか。

「地理」好きな生徒へ

生徒にとってはまだ難しいが、
知識が「繋がる事」が「たのしさ」になってくる者から
例年地理が好きになっていく。