Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

キャリア教育学会 早稲田 2018.12.9 より その1

大学低年次のキャリア形成について
初年次キャリア支援授業の一つの取り組み
退学・留年・未就職
なぜ?
スムーズな社会移行支援
「主体的・自律的な人間」

・四年で卒業できない・未就職不明は約3割→《学校基本調査》
・実数は12万人
・これだけの人数が社会移行できていない。

・退学の三大要因
 経済的理由20パーセント
 転学・就職29パーセント
 学力等 44パーセント
・学力の不安
 大学には来たが、何をどうしたいのか何も決まっていない
 まだ就職したくないのでとりあえず大学に来た
 勉強あまり好きでないので巣線できた
 人見知りが強く人と話せない、友達と話せない
 不本意入学でここにいる価値を感じていない

・なぜこうなのかという問題特に「人見知り」「人と話す自信がない」
 →親との関係がうまくいっていない

 自分史が書けない18年間の出来事を引っ張り出している。
 なんらかの形で「自分」をしっかり持っている学生は進んでいける。
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 そこで・・・・授業
・五つの視点
 主体性の確立や自律支援
 受講生はどのように変容していくのか
 退学留年を減らす 
 変容を遂げた生徒はたくましい。
 学生ファシリテーターの存在と役割

・閉塞疎外感《呪縛・思い込み・しらけ》
 他律感《無気力・無関心・倦怠感》
 自己否定《迷い・不安・心配》

 アイスブレイクを多く実施し「安心安全」の空間にする。
 この授業に来たらなんか楽しい

・最初はパラパラと休むがだいぶ経つと、
 授業が始まる前に揃っている。
・最後は自分をまとめていく、発表する。
・15回の授業の中でどこかで気がつく

・四つのしくみ →「学生自信が前向きにどう動くか」
・自己開示・発見
・行動を通しての可能性や発見
・行動を通して学ぶ意識する。
・最終的には積極的な行動に。

・全ての授業が対話型
 相手の言っていることをしっかり聞く
 ここに持っていく

・丁寧な観察
 人に興味を持つ
 色眼鏡を排除する。
 「ねばならない」を捨てる。
 心の優しさを保つ
 キーワードで記録する。
 評価しない

・優れたフィードバックを生み出す
 変容を促す

・人の心に届くフィードバック
 自分が必要とされている。素直さを実現する。自分に自信を持つ

・ありのままと向き合う
 その表現に意味がある。
 助けを求めているのかも
 
・グループダイナミクス
 退学の割合は減る。
・受講生の退学は二年生で半減している。

・変容した学生は強くたくましい。

・受講生から学生ファシリテーターを育成
・学生同士の学び舎結びつきは強い
・学生ファシリテーターからのインスパイア
・学生ファシリテーターの成長

 ヒント満載でした。