Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「地理総合」と「歴史総合」の比較 その1

2022年から高校地歴科教育現場に導入される新科目とは?

昨年文部科学省から「学習指導要領解説」が示されたので
「地理総合」と「歴史総合」の2つをテキストマイニングで比較してみた。

「その1」教科の目標比較
「教科の目標」に付いての説明文にどの様な言葉が多く使われているのだろうか?
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「地理総合」だけに出現→地域・位置・空間・場所・相互依存・関係・分布など
「歴史総合」だけに出現→歴史・近現代・時期・推移など
「両方」に出現→関わる・事象・課題など
これらの単語は「地理総合」と「歴史総合」の特性を示している。

単語の出現率は?
次に、目標の説明文にどの単語の出現率が高いか?
分析してみると。

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前述と重なるが
「地理総合」→名詞では地域・位置・空間・場所・相互依存・関係・分布・生活  「歴史総合」→名詞では近現代・視野

品詞別の特性に着目すると、教科の違いが浮き彫りになってくる?
教科目標の説明文において「地理総合」に「動詞」がたくさん出ている。
まずこの事で、「何をするか」「何ができるか」ということににより重点を
置いているのが「地理総合」という科目であると言えるかも知れない。
さらに結果を観察してみると
例えば「歴史総合」に無くて「地理総合」だけに見られる動詞として
結びつく・受ける・求める・見いだす・とらえる・与えるといった動詞がある。
動詞の数を単純比較しただけで「地理総合」がよりアクティブな性格だ?
ということが分かる。

おまけ・・・「ネガポジ」マップ
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さらに分析は続く・・・(明日へ)


テキストマイニングツール( http://textmining.userlocal.jp/ )による分析です。