昨年文部科学省から「学習指導要領解説」が示されたので
「地理総合」と「歴史総合」の2つをテキストマイニングで比較してみた。
「その1」教科の目標比較
「教科の目標」に付いての説明文にどの様な言葉が多く使われているのだろうか?
「地理総合」だけに出現→地域・位置・空間・場所・相互依存・関係・分布など
「歴史総合」だけに出現→歴史・近現代・時期・推移など
「両方」に出現→関わる・事象・課題など
これらの単語は「地理総合」と「歴史総合」の特性を示している。
単語の出現率は?
次に、目標の説明文にどの単語の出現率が高いか?
分析してみると。
前述と重なるが
「地理総合」→名詞では地域・位置・空間・場所・相互依存・関係・分布・生活 「歴史総合」→名詞では近現代・視野
品詞別の特性に着目すると、教科の違いが浮き彫りになってくる?
教科目標の説明文において「地理総合」に「動詞」がたくさん出ている。
まずこの事で、「何をするか」「何ができるか」ということににより重点を
置いているのが「地理総合」という科目であると言えるかも知れない。
さらに結果を観察してみると
例えば「歴史総合」に無くて「地理総合」だけに見られる動詞として
結びつく・受ける・求める・見いだす・とらえる・与えるといった動詞がある。
動詞の数を単純比較しただけで「地理総合」がよりアクティブな性格だ?
ということが分かる。
おまけ・・・「ネガポジ」マップ
さらに分析は続く・・・(明日へ)
※テキストマイニングツール( http://textmining.userlocal.jp/ )による分析です。