Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

生徒へのアドバイスは学校に対するアドバイス。インターンシップ・職業調べから

現在の勤務先では1年時の夏休みに
キャリア教育のワンステップとして
「インターンシップ」または「職業インタビュー」のどちらかを
選択必修の課題としている。
そのレポートより「学習」に関連する内容を
いくつかピックアップしてみました。


・「『考察』が大切、分からないことできないことがあったら、原因を考えること、
 人に教わらず、自分で考えて答えを見つける」
 「受験勉強は、暗記のためでなく、勉強の仕方を学ぶためのもの」【歯科医師
 
・「仕事では解決する方法を考えなければならないときがたくさんある。」
 「高校で勉強する上で物事を解決する方法をよく考えるということを意識しながら勉強する」【メーカー】
 
・「挨拶など人とコミュニケーションをとることが大切、どんなに勉強ができても人と良い人間関係が築けなければ社会ではやっていけない。」【メーカー】
 
・理美容で大切なことは単に髪を切るのがうまいということではない
「お客さんとのコミュニケーション」をいかにとることができるか。
どの職業でも基本となるコミュニケーション能力。人と話すことの大切さをあらためて感じた【美容師】
 
・「一人でできることには限りがあり、チームワークが必要」【メーカー商品開発】
 
・「高校でもチームを大切にしているように、
 仕事でも人間関係は大切、仲間と一緒に乗り越えることができる。」【メークアップアーティスト】
 
・「今の自分では想像も付かない部分で突然リンクすることがある。
 「自分とは無関係」では割り切れない。多種多様な視点を持つことは社会人として重要。【地方新聞社】
 
・とにかく自分の好きなことについてとことん追求して、
 自分の知らない世界を知ろうとするのも良いでしょう。 【予備校講師】
 
・社会人は、持っておくべき知識が学生のように範囲がないのでたいへん、指名されるの を待っていたらダメ、自分からどんどん前に行く必要がある。【メーカー】
 
・高校のうちに学んでおきたいことは「なぜ勉強するのか。」という答えを導き出すこと 【メーカー研究開発】
 
・渡された宿題をこなし試験を受けるために勉強するのではなく、
 それが自分の将来にどのように影響するのか、
  なぜ必要なのかを考えて一歩一歩前進する気持ちで。
 日本だけでなく世界も視野に入れて頑張って欲しい。  【外資系企業】
 
・人前で話せるように訓練しておく。たくさんの人と出会い影響をお互いに及ばしあえるように。
 やりたいことが見つかった時のために基礎的な知識をつけておくべき【メーカー開発】
 
・言葉選びをするのはとても大変で、
 言葉を搾り出す時に自分の語彙力の乏しさに驚きました。【広告代理店でのインターンシプ後の感想】 
 

・文章を書く習慣をつけておく他は、英語の勉強を熱心にやるべき。
 インターネットに流れる最新の情報は英語のことが多いから、
 英語ができないと出遅れる。
 学校であまり熱心にやらなかったので会社に入って苦労した、強く勧める。【新聞記者】
 

・ひとつの商品をみんなで食べながら、それについて様々な意見を出し、
 話し合いをする作業はとても楽しく、
 自分でも「仕事をしている」という実感を得ることができましたが、
 意見をまとめて、客をひきよせるようなコピーを考えるのはなかなか難しい作業でした。
 できあがったPOPをショッピングセンターに持って行き売り場に飾られたときは
 今までの疲れが吹き飛ぶくらいうれしくなりました。【広告代理店でのインターンシップの感想】
 

・番組をつくる上では信頼関係がとても大切だと感じました、
 1人1人が自分を高めて、良いものをつくろうとするからお互いを信頼でき、
 お互いを高めあっていける雰囲気ができて、最高の番組ができるのだと思います。【放送局見学後の感想】
 

・研究者といっても、日本にはNIH(民間)が3万人やNIG(国)3000人の研究者がいる。
 我々はどこから来たのか?我々は何者か?我々はどこに行くのか?
 それが仕事をしている理由。今まで人が当たり前にしてきた事や、
 気にしていなかったことが実は正反対であるかもしれないし全く別の事かもしれない。
 研究者の仕事は新しいものを発見する事である。だからそれを発表する時は必ず批判を受ける、
 たたかれるが、それに動揺していたり、屈していては絶対にいけない。【研究】


 生徒に対するアドバイスは学校に対するアドバイスでもある。
 では学校はこれらのアドバイスに対して一体何ができるのだろうか?
 
 そしてその中核にある授業では?
 
 次回上級学校からの要望へ・・・つづく