Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

クロスカリキュラム+アクティブラーニングのメリット・デメリット(生徒)

クロスカリキュラム+アクティブラーニングの授業を何度か実践して 得た感覚や生徒の感想より見えてきたこと。

 仮説:「授業の展開としてクロスカリキュラムは、
     講義形式よりアクティブラーニングに向いている。」
 
 ・講義形式では自分の専門に偏ってしまう
 ・TTで順番に講義形式で解説したとしても
  単独教科の講義の細切れになりがちで
  生徒の中で知識の融合がおこりにくい。
 ・「問題」を考えるとき、
   しかも複数人で考える程知識は融合しやすい。
 ・教師だけでなくそれぞれを学んでいる生徒を混在させ
  クロスカリキュラム型の問題を解かせると
  知識の融合はおこりやすい。
  ※(選択科目として学んでいる知識を持ち寄り考えるのは、
            長期的スパンのジグソー法と考えられる。)
 
 

(※生徒の感想はこのブログの→7/14の記事を参照してください。)↓

 
(生徒の) ○ メリット
(単独教科・科目の授業に比べて)
・関連性に気がつき異なる教科科目の知識が有機的に結合できる。
・重なっている項目を多角的に立体的・効率的に学ぶことができる。
 つまり→「学習の転移」が期待できる。
・横断的に考えるため柔軟性が生まれる。
・現実の問題の解決に近づく。
・具体的なプロジェクト等を実践する力がつく。
 
・参加者による積極的な関わりから
 問題に目的を持って取り組み、
 実践的・研究的・生産的・問題解決的に
 課程を振り返ったり見直す機会を与えられる。
・経験より知識をたくさん持つことの優位性を実感できる。
・より広く深く学ぶ実感が得られる。
・より主体的に学ぶ意欲が生まれる。
 
・いわゆる「学習スキル」を活用できる
 より探究心を満たすことができる。
・より複雑な事象などを「書く力」がつく。
・「問い」を解くこと自体が、
 より高い次元の学習の目標設定ともなる。
 
(生徒の) × デメリット
 
・寝ていたり黙ってノートをとっているだけでは参加できない。
・他人と話をしなければならない。
・積極的主体的な参加が求められる。
・講義より体系的な知識体系の流れは得にくい。
・知識の有無を問う問題に対する対策にはならない。
・市販の参考書や問題集はない。
・単独では学習しにくい。
 

 次回は、教師の立場から気がついた点を挙げてみたい。

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本日はOGによる東京大学説明会を実施しました。