「問題解決能力」って何か?
・問題を解決するための「活動」が①「イメージ」できて、
その②「活動」を実際にできれば人は「問題」を解決できる。
①「イメージ」
この「イメージ」は心理学的には「表象」と呼ぶ。
・「表象」とはある音声や文字列に対して「心の中に成立したもの」のこと。
世の中に物理的にあるものではなく、「こころのなかに生まれた」ものだ。
直観的に心に思い浮かべられる対象の像。
直観的に心に思い浮かべられる対象の像。
これには
・音声などによる→(音声表象)と
印刷文字列などによる→(視覚表象) の二つがある。
だから
・できる様になるまでの過程→学習過程においては
テキスト(文字)と音声(言葉)の二つからのアプローチが大切だ。
・一度身につければ保持されるかというと
認知過程は変化し、使われない認知過程は忘れられる。
・「問題解決」には学習する「主体」から「何が見えているか」が問題
でもある。
私たちは分かったときよく「見えた!」と叫んだりする。
・解決しようとしている問題の「構造」が見えれば
「問題解決」に近づくことができる。
・難解な問題解決に挑みながらも
「見える」という認識が経験を生み活動を支える。
②「活動」
「活動」はそれぞれいくつかの「活動」が「構成」されて
「働き」=「機能(ファンクション)」となる。
活動は小さな機能単位が組み合わされてできたもので
活動にはたいてい「構造」がみられる。
活動にはたいてい「構造」がみられる。
・「初見」の問題の様に
「初めての時」と
既に解いたことがある。「二度目の時」のときは
問題に対する意識のあり方も、
活動の内容も、
環境の認知の仕方つまりイメージの持ち方やそれへの対処の方法も、
全てが異なってくる。
・二度目の時は、問題が一般化され(マップができている)ので安心感がある。
・人は各々マップの作り方やマップを描くかどうか違いがある。
・だから、ひとり一人が持つ「強み」も違ってくる。
・「何が見えているか?」によって活動の仕方が変わる。
・初めて問題にであったとき、最も一般化が進む
しかし、この始めての時「計画外」がおこると
せっかくのチャンスに有効な認識が作れなくなり、
問題解決ができなくなってしまう。
・逆に初めて問題にであったとき適切なサポートのもとに
学習が進行すると、自動的に適応可能になる。
(↑授業で言語化したものを丁寧に公開添削していく例。)
適切なサポートは「問題解決力」の育成に繋がる。
(↑イメージを豊かに表現「インフォグラフィク」)