Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「問題解決」のみちすじ

 「問題解決能力」って何か?

・問題を解決するための「活動」が①「イメージ」できて、
 その②「活動」を実際にできれば人は「問題」を解決できる。

 

 ①「イメージ」

 この「イメージ」は心理学的には「表象」と呼ぶ。
・「表象」とはある音声や文字列に対して「心の中に成立したもの」のこと。
 世の中に物理的にあるものではなく、「こころのなかに生まれた」ものだ。
  直観的に心に思い浮かべられる対象の像。
 
これには
・音声などによる→(音声表象)と
 印刷文字列などによる→(視覚表象)  の二つがある。
 
 だから
・できる様になるまでの過程→学習過程においては
 テキスト(文字)と音声(言葉)の二つからのアプローチが大切だ。
 
・一度身につければ保持されるかというと
 認知過程は変化し、使われない認知過程は忘れられる。
 
・「問題解決」には学習する「主体」から「何が見えているか」が問題
 でもある。
 私たちは分かったときよく「見えた!」と叫んだりする。
・解決しようとしている問題の「構造」が見えれば
 「問題解決」に近づくことができる。
 
・難解な問題解決に挑みながらも
 「見える」という認識が経験を生み活動を支える。

 

②「活動」

 「活動」はそれぞれいくつかの「活動」が「構成」されて
 「働き」=「機能(ファンクション)」となる。
 
 活動は小さな機能単位が組み合わされてできたもので
   活動にはたいてい「構造」がみられる。
 
・「初見」の問題の様に
 「初めての時」と
 既に解いたことがある。「二度目の時」のときは
 
 問題に対する意識のあり方も、
 活動の内容も、
 環境の認知の仕方つまりイメージの持ち方やそれへの対処の方法も、
 全てが異なってくる。
 
・二度目の時は、問題が一般化され(マップができている)ので安心感がある。
・人は各々マップの作り方やマップを描くかどうか違いがある。

・だから、ひとり一人が持つ「強み」も違ってくる。

・「何が見えているか?」によって活動の仕方が変わる。

・初めて問題にであったとき、最も一般化が進む
 しかし、この始めての時「計画外」がおこると
 せっかくのチャンスに有効な認識が作れなくなり、
 問題解決ができなくなってしまう。
・逆に初めて問題にであったとき適切なサポートのもとに
 学習が進行すると、自動的に適応可能になる。
 
イメージ 1
 
 (↑授業で言語化したものを丁寧に公開添削していく例。)
 
 
・授業における「イメージの言語化」や「見える化」と
 適切なサポートは「問題解決力」の育成に繋がる。
 
イメージ 2

 
(↑イメージを豊かに表現「インフォグラフィク」)

 

 どのような「活動」を取り入れていったら良いのか模索中