高校の「キャリア教育」が抱えている「課題」を読むと。
小・中・高のいずれの学校の担任において8割が
「キャリア教育」の推進を認識しているが
「各教科」におけるキャリア教育には消極的で
「キャリア教育」の推進を認識しているが
「各教科」におけるキャリア教育には消極的で
「キャリア教育」というと
「体験的な学習」が中心イメージになっている。
「体験的な学習」が中心イメージになっている。
文部科学省が「キャリア教育」で育てたいとしている、
「人間形成・社会形成」
「人間形成・社会形成」
「自己理解・自己管理」
「課題対応」
「キャリアプランニング」の四つの
「基礎的汎用的能力」の能力の中で
「課題対応能力」に関する指導を今後どのようにしていくか、
取り組みの充実が必要とされている。
こういった話は、
義務教育に比べて高校はあまり「知っている」という教師自体が少ない。
ダイジェスト版の↓ 19ページから高校の記載がある。
http://www.nier.go.jp/shido/centerhp/career_jittaityousa/pdf/report_gaiyou.pdf
http://www.nier.go.jp/shido/centerhp/career_jittaityousa/pdf/report_gaiyou.pdf
内容は(以下抜粋)
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キャリア教育の全体計画は7 割、
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キャリア教育の全体計画は7 割、
年間指導計画は8 割の学校で作成されており、
計画的な実践の定着が進んでいる。
また、ほぼ全ての学校にキャリア教育の担当者が配置されており、
在任期間は2~3 年目が最も多く43.0%であった。(→A)
キャリア教育に関する校内研修に「参加したことがない」
担任が約5 割に及んでおり、
教育活動全体を通じた系統的なキャリア教育の実践のため、
研修への参加により、すべての担任の理解を深めることが課題である。(→B)
就業体験の実施は各学年共通して「0日」が最多であり、
その充実に向けた担任の意識も低い。
一方、保護者や卒業者の期待は高く、
一方、保護者や卒業者の期待は高く、
今後の充実が課題である。(→A、B、D、E)
生徒・卒業者ともに、多くが
「就職後の離職・失業など、将来起こりうる人生上の諸リスクへの
対応」について「もっと指導してほしかった」と回答している。
長期的視点から将来を展望した指導の充実が課題である。(→C、E、F)
学科により「組織体制」や「就業体験などの体験活動の実施状況」
に大きな違いがある。
総合学科では21.5%が
「キャリア教育のみを担当している」者を配置しているが、
他学科では1 割に満たない。
就業体験・社会人講話などの体験的学習の実施については、
職業に関する専門学科が95.9%と最も高く、
とりわけ普通科における体制整備や取組の充実が期待される。
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この報告には随所に「キャリア教育」は
この報告には随所に「キャリア教育」は
「学習の向上」を促すというトピックがちりばめられている。
バランスのとれた指導をすること。
総務省の平成25年労働力調査によると
15~34歳までの非労働力人口が925万人存在し
この年代の三分の一が働いていない、そのうち60万人は若年無業者
労働力人口の1757万人には102万人の完全失業者我含まれている。
さらに、働いている者のうち414万人は非正規雇用で
結局15~34歳の総人口2684万人のうち正社員は1034万人
約4割ということになる。
15~34歳までの非労働力人口が925万人存在し
この年代の三分の一が働いていない、そのうち60万人は若年無業者
労働力人口の1757万人には102万人の完全失業者我含まれている。
さらに、働いている者のうち414万人は非正規雇用で
結局15~34歳の総人口2684万人のうち正社員は1034万人
約4割ということになる。
働き方が変わり、社会環境が激変する中
「キャリア教育」も
サバイバルの知識として
リスクを理解したり
それに対する方法として、
法律・相談機関などの知識を学ばせたりする必要があるだろう。
生徒・卒業者ともにそれを望んでいる。
「キャリア教育」も
サバイバルの知識として
リスクを理解したり
それに対する方法として、
法律・相談機関などの知識を学ばせたりする必要があるだろう。
生徒・卒業者ともにそれを望んでいる。
それも単なる知識としてではなく
なるべく現場の臨場感を持って
例えば、
なるべく現場の臨場感を持って
例えば、
ケーススタディーやシミュレーションなどで学ばせたい。
こういった危機感から
熱心に取り組んでいる教師も少しずつ増えてきてはいるが
現場の教師からは
「キャリア教育の評価」の充実の必要性が問われている。
熱心に取り組んでいる教師も少しずつ増えてきてはいるが
現場の教師からは
「キャリア教育の評価」の充実の必要性が問われている。
個人的には「キャリア教育」に関わって15年以上経っている
まだまだ最初の曲がり角を曲がったところといった感じだ。