Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

第三回「学びのイノベーションフォーラム」に参加して ④

 益川 弘如 先生 (静岡大学 学術院教育学領域 准教授  静岡大学大学院 教育学研究科附属学習科学研究教育センター(RECLS) センター長  OECD日本イノベーション教育ネットワーク 研究コーディネーター)講話

「人の学習メカニズムを生かした授業形態と教育課程」
・なぜ一の学習メカニズムを「生かした」というか
・学校には時間が限られている
・一人ひとりの学びは多様
・一部の子がすごく伸びていてその授業はうまくいったように見えてしまう。
・一人ひとりの持っている学びのメカニズムを生かす
・縦軸のカリキュラムマネジメントと横軸の学びに向かうスキル
 (学校・教育活動全体のカリキュラムマネジメントが必要)

・資質能力を生かすではどうやっていくべきか
・どうやって学習していくか
・「対話」を基盤とした学習形態
・特別活動とか授業が一つ一つバラバラではダメ
 (統合されたデザイン?)
・取り組みたくなる「テーマ」で
・「一部の先生が踏ん張っている」から→「全員が関わる」へ

・カール・ベライター
 →トランスリテラシー
 →結果を知るだけならグーグル先生の方が正しい
 しかしその「多種多様で断片的な情報」を統合して知識を作り出す。

著書の執筆に関して

・「21世紀スキル」の翻訳・出版に三宅なほみ先生は最初「反対」だった。
・翻訳して出すとそれが「ゴール」になってしまう・・・。
 (それを恐れた)
 その中で「スキルを教えること」が大事ではなくて
 「どうやって育てるのか?」を提起している。
・他者と対話して新たな知識を生み出す→これが「知識の社会的構成主義
・世の中は動いている。
 定義の話も、(今は)「コンピテンシー2.0」
・それ自身を定義すること→「大事大事」と言っているけれど
 どうしたらそれが育てられるかが(もっと)大事
 (そこを現場とともに考えて行く)

・教科と特別活動の分断
・資質能力と深い知識を高める。
・教科とプロジェクト学習まで
・建設的相互作用  (1つの例としての「ジグソー法」)
・自分のわからないことをみんなで追及するとわかる。
 →その先をまた追及する
 その引き出しを高めていくべきだ、
・これはプロジェクト学習も教科も一緒

・子供たち自身で知識を生み出す力が大切

・従来型→振る舞い・結果・時間内にどうこなすか。
・「後ろ向きアプローチ」
・「前向きアプローチ」
・協調的学習能力 → 新しい「学び」へ

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・「新しい知識を生み出す力」
・ICTによる測定→しかしまだ不足

今の研究

・誰がどんなことを話しているかを記録していく
・結果まで行ったらそれで良いという(方が決まっているタイプの?)
・求めているのは、最後に教師の書いた正解を写せば良いという
 アクティブではない、
 特に「型」をきめるのではない
・言葉にしてつなげていく
・自分なりの経験と知識をつなげてみる。
・正解到達型かそうでないものか

・アクティブになると自分なりの言葉で構成できる。
 良い知識になっていく。
・「ジグソーでやったことは(覚えてるから)テスト勉強はしなくて良い。」
 と生徒。

方向性と方法
・専門知識をつなげていく深い学び
・「言いたくなる」
 「聞きたくなる」を積み上げる。
・PISA2001の問題水槽を解決するのに深い知識はいらない

・「全国学力学習調査」を一人で解く場合とペアで解く場合の比較実験から。

・1人だけよりペアの方が、二倍の子供が「できる」ようになっている。
   (エビデンス
・前向きアプローチ→生徒が伸びている。
・どのように解いたか「プロセス」を共有していく

・後ろ向きアプローチ
(教師が答えを示すアクティブ)
・記録をとっていくと、
 アクティブを繰り返す度に「疑問や問い」を
 どんどん話すようになっていくのが分かる
・追及する「問い」
・このような「問い」を生徒から出せるようになってくると良い。


 新しい 学び

 アクティブを繰り返す度に「疑問や問い」を
 どんどん話すようになっていくのが分かる
・追及する「問い」
・生徒から「問い」が出せるようになってくると良い。