公開文化講座「2022年度、高校地理必修化。どうする?どうなる?」
※ 個人の聴講メモです。
13:45~14:20 濵野 清 氏
『「地理総合」に何を求めるのか?その改定学習指導要領における位置付け』
・思考力表現力判断力のバランスを取っていく。
・地理は地理ならではの見方考え方があるという点で地理必修化になった。
・コンテンツではなくてコンピテンシー重視
考え方が大切なので必履修になった。
・大学入試に偏重しているのは問題
教科を超えてなんらかの探求をしていく。
・地理だけでなく歴史からも 地歴として
構造的に小中高等学校連携
・高等学校だけでなんとかしてくださいというのは無理
だから入試の改善
大学の授業改善
高大の接続も
学んだことが社会でどのように役に立つか
社会でこんな形で使われるんだ・・・
「学習指導要領」改訂のポイント
知識技能
思考力表現力判断力
学びに向かう力
・「深い学び」を考えるときに
「各教科ならではの特質に応じた見方考え方があるから学ぶ意義がある。」
という考え方から必履修になった。
・「見方考えかを働かせることがその教科を学ぶ意義。」
・地理は結構早い段階から海外動向を見据えていた。
IGU(地理教育国際憲章)をみすえていた
・この視点を持って
問いを提示しながら
問題解決をするとき
それはどこに位置するのか
どこにあるべきか・・・・
社会に出たときにしっかりと考えて行ける視点を作る。
これは他の教科ではできない
「地理ならではの問い」で思考力・判断力・表現力を作っていく
新しい学習指導要領にはすべての教科に関わる「前文」があり、
「持続可能な開発」を取り込んだ。
「地理総合」の概要
地理総合における要点
「社会的事象の地理的な見方・考え方」を鍛えて働かせる。
・「主題」や「問い」を中心に
・地理情報システムの有用性を知り活用
汎用的・実践的に
・グローバルな視座から求める。
→ 自他の文化の尊重と国際協力《地誌ではない》
・我が国を始めとする世界や生徒の生活圏における自然災害と防災
・持続可能な発展のための「地域調査」と「地域展望」
・「地理探求」
ここでも見方考え方をベースに学ぶ