Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

アクティブラーニングで目指す「深い学び」


地理Bで取り上げた本質的な問い「我が国の風土の恵みと損失」

Misson0 予習 からのスタート ↓
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そして2時間のアクテイブラーニング
Mission 1  事前に答えてみる。(形成的評価の準備)
Mission 2  ネイチャーゲーム(教科書のキーワード)                               
Mission 3  知識の構造化                                                       
Mission  4   文章化(教科書の要約)指定の色のカード
             にてloilo note for schoolに提出 110字
Mission 5   添削→良い作品をシェア                                          
Mission 6  「恩恵と損失」のリストアップ                                        
            ネイチャーゲームの色ごと
            (エキスパート班)で教科書・資料集を参考       
Mission 7 カードの①~⑧の番号(ジグソー班) 
            ※loilo note for school 発表(略)
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様々な活動を経て得た気づき
Mission 8 鑑賞と評価  評価問題を解いてから
         「感想とメモ」に取り組む    
Mission 9 形成的評価の確認  Mission 1 で事前
          に回答した問題を再度答える。
Mission 10 「パフォーマンス課題」            
Mission 11 コンピテンシーの診断とふり返り       
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本日は授業後に生まれてきた「新たな問い」の紹介
【関心・意欲・態度】
 系統地理で学ぶ自然の原理と人文科学の知識が関係を持っていることに気付き、
投げかけられた「問い」で「何が問われているか」
それを自分の持っている「知識」の構造と比較し
「自分の答え」が用意できること。
さらに自然界の中にある現象に自身で
気がつき「!」
疑問を持ち「?」
好奇心を持って「♡」
次の学びに向かうこと、
自然に「次に知りたいと思うこと」
「?」が出てくる姿が好ましい。 

さてどうだったのだろうか?
生徒の残したメモから↓
・気候を中心に勉強したので、
 プレートや構造線のことがまだ分からない。

・四季の変化

・平野のところがまだ知識が足りていない事が分かったので、
 そこを頑張りたい。

・誰かを先生にして、依り深く内容を理解したい。

・日本がどうして四季がはっきりしていて豊かであるのか、
 そしてその豊かであることがマイナスになっている
 ということが分かって良かった。

・日本が抱えている問題。

・何が何をもたらすのかごちゃごちゃになっています。

・学んだことがかなり頭に入りやすくなった、
 この勉強法はすばらしい。

・構造線の範囲が難しかった。

・日本の地形などによる、
 日本の自然のメリットとデメリットがよく分かった。

・日本には様々な自然があって
 その自然によってもたらされる恩恵・損害が
 それぞれあるということが分かりました。

・自分の調べた所は特に「覚える」という感覚ではなく、
 内容を見につけられたと思いました。

・チェックテストが全然解けませんでした。(得点は半分)

・日本は地震帯・火山帯にあり、
 災害が多いけど豊かな自然に恵まれて
 農産物や水産物などの資源が多いことが分かりました。

・予習の甘さがあった、
 地帯構造が似ていても気候などによって
 全く違った様な土地になるのではないかと思った。

・より詳しく、その土地ごとの事を知れる様にしたい。
 特に自分で理解し説明できる様にしたい。

・今回の活動でじっくりいろいろな人たちと考える事よって、
 いろいろな事を覚えることができました。
 暗記ではなくいろいろな教材を使って考えたことによって
 濃い知識になった気がした。

地熱発電の仕組み

・山や河、地震などが起こる事についての
 デメリットはもちろん、メリットをもっと知りたい。

・山地が多いこと、平野が狭いことの文化への影響、
 行き来がしづらい、大都市ができないなどが与える影響があるのか。
 海流と人の行き来。

・日本での暮らしや仕事が
 地形や気候を学んで理にかなっていると思った。

・関係ないけれど、
 エルニーニョラニーニャは何が違うのですか。

・難しい。
・特にないです
・特にない
・ない

 (何らかの気づきがあった者24人 無し3人)

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疑問を持つということが学びのスタートとすると・・・・
通常の講義ではなかなか引き出せない、貴重な学びの視点が芽生えているように感じる。