Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「高校現場で活用できるキャリア理論」全高進 第40回セミナー より

「高校現場で活用できるキャリア理論」
                 全高進事務局長 東洋大学非常勤講師 千葉 吉裕 氏
「キャリア」ということを学問的に。
・キャリアのスタートはパーソンズ?

・日本のキャリア教育は大正時代、100年前
・ペスタロッチが鍵→隠者の夕暮れ。
・ペスタロッチの「労作教育」が原点

・「形式陶冶」か「実質陶冶」か?
    ここの議論が100年続いている。

大正13年発行の文部省編「職業指導」
・キャリア理論は50年ごとに変化

  1900年代「職業選択理論」
  1950年代「キャリア発達理論」
  2000年代「キャリア構築理論」

・社会が変化をしているのでそれに対応する理論が必要
 だから50年ごとに変化している。

パーソンズ→マッチング
・スーパー、Vocation→Career 
 Vocational Choice → Career Development

 職業的中核になる自己概念
・自己の特性・能力は生きて行く中で身につけている。
・発達ということで、自己、社会とのかかわりがでてくる。
・職業的自己概念
 適切な職業選択には、肯定的な自己概念が必要。

・自己とういうものは?・・・能力とパーソナリティー
・スーパー博士は人は生きて行く中で役割を演じる
 キャリアレインボーがててくる。
 これは白人男性の例

・個人が人と違う→個性を尊重→個性って何
 個性を測定→ホランドの理論
・世界のテストの6割はこの理論を使っている。
・RIASECによるタイプ別声かけ
 転機
・シロスバーグ《スーバの弟子》
・「転機」にこそ自分らしさを発揮する。
  Transition Theory
・転機を見定め点検し受け止める。

・役割が変わる、人間関係が変化する。日常生活が変化
・突然起こったのか予定したことなのか
・転機がもたらす変化を乗り切るために

・クロンボルツはもともと学習心理なので
  キャリアも積み重ねと考えているが、
   それだけではうまくいかないことがある。

 計画された偶然理論 Planned Happenstance Theory
・行動しなさい
・アクションを起こし続けなさい。
・色々な体験を積み重ねるのが学校
・ここまでが心理学者だったが
・1970年から経営学者のエドガー・H・シャインが出てくる。
・限られた時間をいかに有効に使うか。

・人生は葛藤の連続
・自分の軸は
・それに基づいて選択すると良いですよ。
・20世紀のキャリア構築論になって行く、
・翻弄されるので軸を持った方が良い
・シャインが考えた8種類のアンカー

 
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・ハンセン《スーパーの弟子》
 変化の中でキャリアの考え方を変えていく。
 仕事だけでなくもっと色々なことに集中しないと
 統合的ライフプランニング
・どういう視点でチャレンジするか、
 6の視点
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・グローバルな視点でローカルに行動する。
アイデンティティーはいろいろあるということ
・自分自身をある一面で見ていないでてような視点でみる。
・宗教や霊〔スピリチュアル〕も含めているのも特色。
・家族と結びつけ多様性ダイバーシティーと結びつける。
・「学ぶ」「働く」「余暇」そして「愛」の四つが大事
・Leaning labor Leisure Love 四つのL
・変化の中で急速に変化する
 社会環境の変化に対応しなければ
・「何か」を見つけるのではなく「どのように」対応していくのか
・職業選択理論の限界
 雇用喪失へ
・運ばれて行く→自分で進んで行く→切り開く
・雇用の喪失
・働くと言うこと自身の新しい価値観

・キャリア構築理論 自分で作って行く
 サビカス(Savickas) キャリア構築理論 構成主義
 キャリア コンストラクション
 なぜ構築とか構成なのか
 物語《ナラティブ》が大切
・変化の多い職業人生をいかにうまく乗り越えるか

・自分で作り上げる。
・一つの物語のように考える。
・自分の過去を振り返りながら物語ることが大切
・自分の意味を見出す。
・自分のライフテーマ・人生の意味を考えさせていくことで
 このよに生まれてきた意味を考える。
・主観的担っていくことが大切になって
 統一的に見る。
 包括的に見て行く。

 米国の1990年の構築理論
 キャリアカウンセリングも客観データからの判断アドバイスから
 構築理論構成理論では主観的に一緒に解釈して形を作る。
 物語を作って行くのがカウンセラーの仕事、
 支援するのが仕事。
  進指導要領にも
 指導要領にキャリアカウンセリングを入れると記されている。
 あなたの未来はありますか《関心》
 コントロール《統制》
 好奇心《探究心》
 自身《効力感》 
 
 「どうせできない」→「きっとできる」
 自己効力感→バンデューラー

 自分の人生を振り返った時どういう人生なのか
 「達成要因」 「代理経験」 「言語的説得」 「生理的情緒高揚」

 学習指導要領はキャリアカウンセリングが重要に
 子供達にどうアクションをおこらせるか

 Neuro-Linguistic-Programming =神経言語プログラミング
 感情のコントロールNLPが大切
 「リフレーミング
 失敗は学びのチャンスととらえる。
 意味づけを変える。

 学びのチャンス、成長の機会と捉える。
 叱られるのは期待されるから
 サブモダリティチェンジ
 気持ちや価値観などを形にしていく
 「視覚的」色や明るさ大きさを変化させて行く
 「聴覚的」音量、音程、調子
 「触覚的」温度、湿度、圧力、触感、重さ
 変えることで心地よい状態にする。

 高校生は悩みのデパート
 言っている言葉自身を変えていけば
 隠れた情報の意味を理解することができ
 一歩進むことができる!

 キャリア理論をこれだけ体系的に話せる人は少ない。

 こういったスタッフで作っているのが
 全高進の教材です。

 よろしければご覧ください。
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