Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

日本地理教育学会 第69回 大会 初日 後半

パネルディスカッション
※ あくまで個人的な聴講メモです

・対話というと・・・水俣で見聞きした
  水俣病を通して学んだこと
 水俣病の患者さんを
 真似して子供がからかう

 子供を叱ってもしょうがない
 「私を知らないから」
 一人の人間として私を知る場を作って欲しい!
イメージ 1

 話し合うってことは大切
 三点あげると

 1、授業においての対話の機能
  調査活動等話し合いを通じて学習成果の共有と構造化
      自己の相対化

 2、対話型授業というと話し合い活動討論活動とイメージするが
  文献や資料との対話という様々なものがある。
     対象を事実に即してとらえる。
   吟味する。

 3、現代を生きることもたちにとっての対話
  核家族化・ギャングエイジも死語・体験活動の極端な不足
  
  地域学習はとっても大切になる。
 大人たちに触れる機会を積極的に設定していく。
 高校生が異世代と対話する。

 対話型授業をすると時間がかかる。
 → 学力の獲得は状況依存的  
 対話型授業をして行って学力は上がるという事例はないのか?

・対話を拒否するのはまずい
 学校教育で対話の仕方を訓練するべき。

・小学校
 小学校の生徒に「地域」を実感できる地域でやっているかという感覚が大切
 自分が調べたことをはっぴ要するより「聴く」ということも大切

・中学校
 若い先生の新しい対話型学習に対する思いを知った。
 中学生は対話型学習に前向きな時期
 子供から問いが生まれやすい
 調べ学習からの経験 
 対話のトレーニングになるが
 市の方針でゴールから考える授業づくり問いをする指示の様だが
 それで主体的な学習になるか?
 
・高等学校
  地理総合が必修になる
 GISなど実践的な地理的授業に傾きがちな所で
 フィールドワーク
 ESDを入れている所が良い

全体を通して感じたこと(パネラーより)

「深い学びとは何か」という所が気になった。
「何ができるようになるのか」
 日立市が入っている一時間で完結授業の方針は疑問?
 子供の知りたいとか疑問を刺戟する課題問いを提示する。
 それに子供が取り組めば次の知りたいとかが生まれる。

・小中高で対話を通じてどういうことを大切にしたいのか
 小学校 → 社会科の入り口 
  地域を見る目
  身の周りでどんなことが起こっているのか 
 ここは基礎となる部分
 
 中学校 → 地域から世界に目を向かせる。
 ただし子供たちが出してきた答えが、
 入試で求められる答えと違うのはやりにくい。

 高校 → 今回の発表に限って言うならば、
 以前はキャリア教育をしていて、
 実際の現場に出て行って二百人の漁師がていて
 漁だけで生活していることを知っったり、
 ラムサール条約オオワシを見に来る観光客がいる
 という生の声を聞いて成長に繋がる。

 環境に関して理系的な側面をしてみたが
 パックテストというのをやってみたが
 結果はどうしても差が出ていろいろ出る。
 結局は文系的な側面が出てきた。

 他の教科との連携としては
 2020,年度から全コースで実施
 すべての教科に波及していつてほしいが・・・
 目先の進学実績とかにとらわれがち
 
 他の先生との価値観との相違に苦しむ
 5年後10年後のものが
 今目に見えていないのを他の先生に
 理解してもらうのは難しい。