Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

授業力向上フォーラム(名古屋開催) 水野 正朗 先生

「アクティブラーニングを促進する学習指導の原理」
 ~国語(現代文)の授業研究会を実践し、学びの本質を考える~
 名古屋市立桜台高等学校 教諭 博士(教育学)水野 正朗 先生
 
 
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アカデミックな原理からアクティブラーニングを解説してくれる水野先生
 今回も期待を超える内容でした。
(以下・講話中にとったメモです・・・・まとまっていなくてすみません!)
・原理+体験の60分
・授業観・学習観の理解
・どうすれば本当に生きた学びになるのか?能動的な授業?
・実際の授業における「心得」
・授業分析より、怖がらずにやってみる。→闇雲にやる??
・知的で深いものにするには?

・著書「協働の学びを作る。」
・授業風景三枚の写真A~Cを見て「ショルダーペア」で話し合う
 →「何が見えますか?」

・A全員がぴしっと手を挙げている。→整然としすぎている。
・B「リラックス」集中・おもいおもい
・C「どこにでもある」高校の授業風景
・授業研究→教師研究?→子どもの顔が見えない・・・・

・授業研究の時どこに立ってみるか。

 →斜め前から子ども達の表情を見る。
 (子ども中心)写真・ビデオは極力斜めからとる。
・丁寧で分かりやすい説明を心がける、
 教師は授業中に生徒の8倍しゃべる。(TIMSS調べ)
・分からない・姿勢が崩れる・寝る・・・・
・生徒達 パウロフレイレ 生徒に声が届かなくなったとき・・・
・「死んだ知識」を教えている→だからこそ「対話」が大事
・「対話」の重要性 Dialogic Teaching   日本の授業の良さ
・△ はいくつあるという問題をトライ 
 

ペアワークのアクティビティーは多様 

①代わりばんこに(交互発言法)・個人思考
②交互読み ペアでテキスト読む
③交互再話  内容を要約して話す
④交互記入  共有ワークシートに書き込む
 その後で
 →グループで輪番発言
 →お互いの発言を気遣う・時間を独り占めしない・お互いの学びに気がつく
 →クラス全体でも可能。
 
・一斉講義座席は個別の話をさせなくする。
 →ペア→グループ→コの字
 
 (座席だけ変えても授業の手法が変わらなければ意味が無い)
・座席の変更は目的があって座席が変わってくる。
 
・小説の読解
・グループで意見を一つにまとめる
・他の良い意見があったらそれを自分のものにしても良い。
 そして日本史の問題へ
・なぜ 掘達之助はI can speak Duch!っていったのか。
 背景・・・生きた知識
・英語で交渉するのは不利? オランダ語が格上? 
 「岐阜大学リーフレット」が参考になるらしい。
意見集約の仕方
・意見を書いて貼る。
 いくつかのグループができてどの意見が妥当なのかが分かる。
 
・学習は個人の営み→社会の営みになった。
(社会的構成主義ですね。)
 
 
 

・グループ学習と協同学習の違い

 目標を達成するために協働する学習目標設定が大切。
 競い合いでなく、グループの成功が大切という意識。
 仲間と学ぶ事の意義を知る。
 私の学びは仲間の役に立つ、
 私の学びは私の役に立つ、
 相互作用の結果として誰も分からなかった、
 高いレベルの概念が理解できる、(ZPDを狙う。)

・学びあい
 →学びのプロセスを大事にするもの。
 生きた知識をいかにつくっていくのか。
・「互恵的な相互依存関係」教室は公共圏と親密圏の中間にある。