Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

卒業式での言葉

・本日は卒業式でした。

式典の後は最後のクラスホームルーム
ワンシーン ワンシーンがずっと心に残る1日
 そして部活動のお別れ会

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 卒業生達が去って行った後の同僚との会話
 「生徒最後にどんな事言ってた?」

・生徒が語った言葉

・「勝負は運だって分かった。」
 「『人事を尽くして天命を待て』って全力を尽くして、
 やってみているとそうだなって分かる。」

・「高校生活もう一回やり直したい?」
 「今まで俺、全力でしてきたから、やり直したいって思わない。」
 (怪我して最後の試合に残念ながら出られなかった選手の言葉)

・「勉強がんばれたのは部活の時から、
  自分の事を応援してくれていた人が喜んでくれると思ったから。」

・「おまえ達も後悔しないように部活をやれよ。」(浪人決定だったが)

・勉強は大変じゃない部活動を一生懸命やっていたらそんなの楽だ。

・「僕は人を見るところを学んだ。」
 「人の良いところを見るんだ。」

・全員が良い話をした。
 部活動を振り返って後輩に語る一言一言が心に残る。
高校卒業時点でこれが言えるってすごいことだと思う。
引退試合が終わってからの受験勉強でさらに成長した。
そして今、それを言葉にできるようになっている。

 合理的に考えたら
 高校の部活動は労力も多いし
 理屈に合わない部分が多い
 でも
 「にんげん」の側面に
 合理的な思考や人工知能では生み出せないような
 何かがあるとしたら
 それを感じ取ったり
 学んだりできる場

 クレバーさやスマートさが求められる時代だが
 その方向では出せない答えや
 学べないものがここにある
 賛否はいろいろ出るだろう
 指導の方法を考えれば
 同様の成果も出せるかも知れない
 しかし、この泥臭さから
 何かを学んでいく
 つかみ取っていくという
 
 そういう経験ができる場もあってもよいのでは

 合理的思考だけで 
 100人いたら99人があきらめる課題に
 
 
 「もしかしたらできるかも!」と思ってチャレンジする
 その1人はこうした経験から育つのかもしれない。

 明日は予定通り 福井大学ラウンドテーブル 講話の続きです。