Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

日本学術会議 小委員会に参加して


地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会(第23期・第2回)及び所属各小委員会(第23期・第1回)合同会合新しい地誌教育のあり方に参加して。
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 私が参加したのは「地誌」教育に関する小委員会。
 委員会メンバーは私ともう1名以外は全て大学の先生

 GISを始め様々なICT技術と親和性が高い「地理」
 しかし、グローバル・地域と言った課題が山積する今日
 重要になって生きているのは「地域」を扱う「地誌」

 なぜ「地誌」なのか、「地誌教育」はどうなっているのか?
 中学校では新学習指導要領社会科の目玉は「地理」
 特に
・「動態地誌」の重要性が示されている
・「地誌」は地域を諸事象を扱う分野
 従来は「静態地誌」で    
[静態]この地域はどの様な特色をもっいるのか?
 と言うことを網羅的に扱ってきた
 だから「地名物産の暗記」のイメージ
 今回取りあげられているのは
「動態地誌」これは
[動態]この様な地域的特色が見られるのはなぜか?
 つまり地域の特性について、「それはなぜ?」と考えて行く

・ここでは「地誌」というのを
 古典的な言葉で捉えなくても良い。

 委員会では
・現代的要請に応える地理を考えないとダメだ。
・グローバルな経済地理理解→世界をざっくり捉えるフレームワーク
・ESD(環境教育)と地誌教育←ユネスコの提唱
・アクティブラーニング(課題学習・地誌の存在感)
・2017年新指導要領に向けて
・海外の事例→国の規模と地誌教育の内容
・学校だけで無く社会人教育を含めて「地誌」をどの様に伝えていくか

思うこと

 「『地誌』というと地名物産の暗記でしょ。」と思われる方も多いか
 確かに昔はそうでした
 最近は「地理」授業受けたことないよ・・・
 受験に使えないからとらないね・・

 地域や世界が多くの課題を抱える今
 時代は「地理」だと思うのだけれど・・・