Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

産業能率大学第9回キャリア教育推進フォーラム

第9回キャリア教育推進フォーラム(自由が丘開催)

◆Session 1 「これからの子どもに育成すべき資質・能力とは」<講演者> 安彦忠彦(あびこ ただひこ)先生 前半

 元中央教育審議会初等中等教育分科会高等学校教育部会 副部会長
 文部科学省有識者会議「育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容のあり方に関する検討会」 座長                
 神奈川大学 特別招聘教授 
 
これからの子供たちに育成すべき資質・能力とは
・21世紀社会をどう描くか
・単なる社会づくりだけでなく地球環境づくりが大切
・社会づくりの前提条件としてESDが入ってくる。
コンピテンシーベース
教育は社会要請と、個人的要請の同時並立で考えるべき。
・現行の指導要領の構造を見直す。3点
1「教育内容」より「資質・能力」の重視、その構造を視覚化
2そのために、各教科の教育目標・内容を位置づける。
3指導と改善のために評価を考える。
どうしても一部の専門的な偏り
心理学者に偏っていた
ヒアリングの対象によってバランスをとった
コンピテンシーベース
社会づくり
資質能力については意味がわかりにくいので行政用語として使われているので
コンピテンシー・ベースとして 「・」を入れた
イメージ 3

国研のプロジェクトが初めて活用された
自立した人格を持つ人間として他者と共同しながら、新しい価値を創造する能力。
汎用性の高いもの➕実社会で機能する。の二つを求めた
基礎力・思考力・実践力「力」
資質はペーパーテストでは計れない
生まれて持ったものを外から磨きをかけることはできる。
口述・面接で調べる。
「力」に資質を入れて調べる。
資質能力を重視したら
教科横断する
メタ認知大切
教科学習の中心部分を能力にウエートを置く
内容は厳選
学び方(学習方略・ペタゴジー
個別スキル
機械的にでなく統合的文脈的に教える。
評価はペーパーテストではなく
それを使って何ができるようになったか
指導計画指導家庭も評価のプロセスに入ってくる。
パフォーマンス評価

できるということ
それを使って何ができるか

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指導形態指導方法まで意識しなければいけない
ここは重要になってきている。
解説書に細かく書くのでなく
現場の裁量に任せる
現場でのカリキュラムマネジメント
教科を超える力実社会生活に立ち向かう力
相互の関係付けをする。
以上が検討会議での提言・・・

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国際的に見て日本は子供の自信を育み能力を引き出すことは十分ではない
→自己肯定観が低い
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新しい時代にふさわしい教育課程の変化が必要
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言語活動 体系的 ICT
 実行しやすくするには
授業過程の中で現れる成果

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何を学ぶか
政権の政治介入が強い
歴史総合地理総合
地理総合は検討会で出したESD
理数総合
教科横断で⭕️⭕️教育の再編

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カリキュラムマネジメントと評価方法
アクティブラーニングについての条件整備
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アクティブラーニングの定義
「課題の発見解決に向けた主体的な共同の学び。」
 パターン化された導入にならないように!
中教審答申(平成24年8月28日)の定義。
前川文部科学審議官の紹介しているもの

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溝上先生の定義

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寺崎(まえ)千秋先生の分析→3つには「課題の発見」「主体的な学習」「協働的な」「能動的な学習」というところが強調されている。『教育展望2015.4』
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新聞記事『日本経済新聞
三つの注意
1「バランス重視」
「自立の中身をバランス良い人格形成」
2「自立」の中身を考えて欲しい
3新科目を足し算で行うのでなく
質的に構造転換
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国家主権の限界
PISAのようなものは能力の働き具合だけ見ている
内容面は問わない
各国それぞれの政治体制を前提に結びつけて
コンピテンシーは良いぞーとしているがそれで良いのか
それらの国の利益だけ考えて人材育成して良いのか
例えばESDの視点
温暖化の状況で明らかに悪化していることはわかっているし
一国だけの問題ではない国家主権を超えて解決しなければ
これは親御さん一人一人の私教育には任せられない

つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・