グッドクリアースカイモーニング!!!
この晴れた空のもと
正午には高校入試の発表があった
正午を知らせる鐘の音とともに
歓喜がこだました
受験のゴールだが
ここからがスタート
現在の勤務校は
地域の中学校からトップ級の生徒が集まる
校内で試験をすると当然
1番から３００番までの順位がつく
最初はこの順位に愕然とする者も多い。
今までとったことのない順位に困惑してしまう
世間では国際化への対応
情報技術の進展
21世紀型教育への対応と
改革が矢継ぎ早に進められているが
現場では地味に
「中学校」から「高校」への
「トランジション(移行)」が相変わらず重要なテーマだ
「中学4年生」を「高校1年生」にするには
本人だけでなく
親も変わらなければならない
高校の進路指導というと出口や地域連携に注目が集まるが
「中学生」を「高校生」にかえるのも
進路指導の重要な役割
新入生達にはガイダンスとカウンセリングが必要
ひとりひとりに別々の適性と役割があり
さまざまな進路の選択肢があること、
その方法や手順・計画の立て方を考えさせる
ガイダンスの方法はさまざまだが、
見て聞いて行動して、
「進路の軸」をつくる
様々な仕掛けで啐啄同時を計らって
これを後押ししていくが
結局自分の進路は自分にしか決められない
本人がゆっくり自力で世界を広げていく
結局は
その「手伝い」しか「親」も「学校」もできない
そんなことを考えながら
遠くから「発表風景」を眺めていた。
