Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

静岡大学浜松キャンパス共通講義棟落成記念-情報と学び - ②

狩野先生
 機械の学び人工知能は今何を学び何を習得できないのか?

 (※講演メモ二つき、筆者の主観が入っています。)

 機械の学び
 「自然言語処理」→人の言葉を理解・生成・対話するシステムを作っている。
 言葉というのは高度の機能

 「人工知能」にできることとできないこと
機械学習→お手本→モノマネ→正解がある。

囲碁チェス将棋→モノマネできる→ゲームなので勝ち負けが完全にルールで決まる。
 →過去の対局を真似れば、最終的に勝てる、しかしこれは人間の考え方とは違う。

③画像認識→何百万という画像から、その画像は何かという正解もついていて、背景がある物と見たいものの判別これは難しい。
 元のデータは人間の認識に依存している。→人間をお手本にしてそこに迫ろうとしている。

音声認識→音声だけでは決められない、波形をどこで切るか?
 →音素→音の種類で単語を当てる。→「あ」という音声波形だけでは「あ」とわからない意外と難しい、前後の関係や文脈がからないと認識できない。人間認識が手本なので人間を越えられない。
 
⑤ロボットは東大に入れるか→過去問をたくさんやればできるか。過去問と教科書のギャップがある。今の成績は偏差値57→実際には個別二次試験で英語や物理ができない、特に「社会科」は難しい、人間は覚える時に単語だけでなく関係性構造を理解している。だから単語だけの学びでは偏差値55くらいにしかならない。


※司法試験の自動解答→関係性がわからない、
 言語処理場文章が長いと処理しきれない。センター試験より難しい。


⑥ラインの→「りんな」ちゃん、挨拶はできる。
 会話データをパターン分記して同じパターンを返している。
イメージ 1

会話には正解があるか?

 →会話には正解がない
  嘘をついたりそれを見破ったり、
  キャッチコピーの作成ならたまたまできる事もあるが、
 まともに日本語を作るのは難しい。

作文に正解がないから

 本当に正解があるもので大量にデータがあればできる。
 結局「人間」が正解

 答え・正解がないものを作るのは人間?


 人間にしかできない、
 文生成・対話は難しい。 

 プログラミングは文生成と同じ難易度

 このあたりに当面「人にしかできない仕事」を考えるヒントがありそうだ。