AIの進化は、私たち教育者に何を迫るか
松尾 豊 氏(東京大学大学院工学系研究科 特任准教授)
研究か教育か二項対立でなく・・・・
①多数パラメーターの中の科学
②資本主義の中の教育
③知能と生命
本日の話の三つ
①多数パラメーターの中の科学
将棋のA.I.「王」を真ん中に置くというのは
人間は考えなかった!
思考の範囲を人間は狭めて考えるが
A.I.はそれにとらわれない。
・人工知能は「スーツケースワード」
ある時は、IT系 従来からあるIT技術の擬人化
ある時は、ビッグデータのこと
そしてある時は、ディープラーニング系の技術
ディープラーニングは画像の読み取りが得意
2015年2月に人間の精度を超えた。
医療の画像認識で使われるようになった。
現在は世界中で活用されている。
顔認証→空港など
顔認証
ロボットが作業をする。
「眼」の誕生!
生物のカンブリア爆発
眼ができて生物は種が多様化した
機械ロボットが眼を持つ
農業建設色
機械ロボットのカンブリア爆発
大学ではなく
高専のコンテストが今熱い!
原理
ディープラーニングの原理は
「最小二乗法」
深い関数を使う
計算結果を使って再度計算する。
AI同士で戦って勝った方から学ぶという形で囲碁将棋は発達
②資本主義の中の教育
新しい仕事がでてくる。
③知能と生命
知能の仕組みなのか 生命の仕組みなのか
知能は問題解決 生命は生存
なぜそうなっているのかがわからない
現象をモデル化できる
でもなぜそうなるかはわからない
人間は理解できる6~7の範囲のパラメータしかモデル化できなかった
モデル化できることと
そうでないことのギャップ
ここが人間の特徴・・・
人間の特徴を生かす事が大切