Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「PISA型読解力」

・「日本発の新教育モデル、OECDと開発へ」こんな話も出ていますが
 
 
 

昨日のOECDの学力というとよく知られているのは 「PISA」ですよね。

 
PISA(Programme for international Student Assesment)
 読解力をはかるテスト

・これはDeSeCoの「カテゴリー1」に属する能力をはかるもので
 その部分は英語ではReading Literacyで
 確かに「読解力」である
 が・・・・・
 そのまま日本語の「読解力」とは意味が違う。
 
 受動的なものではなく
「自らの目標を達成し自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」というのがPISAの「読解力」としている。
 

・具体的には次の四点の項目がある。
 ①情報の取り出し
 ②解釈(自分なりの考え方) 
 ③熟考(検証) 
 ④評価(自分の意見)
 
※日本では「読解力」というと=「情報の取り出し」と考えてしまうが
 それだけではない、
 
 多様な学力であり、
 自分の意見を論じる活用、
 テキストの内容や形式構造をも評価し、
 (文章などの)連続型テキストだけで無く(図や表のような)非連続型テキスト
 の読解も含んでいる。
 (ここで言う「テキスト」とは文章や教科書という意味では無い、図表写真等も 含む)
 さらに「活用を図る」活動を入れる。
 
 


PISA型読解力の問題解決過程 
①日常生活の中で問題を発見する。
②その問題を解決するために必要なテキストから目的に応じた情報を取り出す。
③自らの視点や仮説に基づいて得られた情報を収集する。
④編集した情報に基づいて自分の考えをテキストにして表現する。
 (問題解決的な知的な創造力) 
⑤そのテキストを社会的に役立てるために活用する。
 (日常生活における問題解決を図る)
 OECDの求めている「読解力」のゴールはよりよい社会にあるのだ。
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