Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

2014文教大学 研究会 仙崎先生

推進される「キャリア教育」
仙崎 武先生
・接続答申ではじめて「キャリア教育」という言葉が出てきた
・高校普通科の問題→受験予備校化
・それでは公立高校と言うより予備校では?
・学校は人間教育の場ではないか
・知識だけを詰め込んでいて何が高校なのか。
 初期の推進校
・191の中学校・高校117高校の指定。
 本来の進路指導を1年生の段階からきちんとやる。
・地域差学校差があって、国が浸透させたいと言っていても浸透していない。
・どうして「キャリア教育」をするの?
 進学の指導はするが、「キャリア教育」は要らない?
・教育の本質に関わる哲学の共有が難しい。
内閣府の「キャリア教育推進プラン」
・23年の今後のキャリア教育と職業教育の根本的に書かれている。
 報告書を見るべき。
・25年3月「第一次報告」
・CE(キャリア教育)の法制化 
 キャリア教育の議員立法化(藤田先生など国会へ)
・思うように進んでいないから法律にしよう。
 ただし、法律を作るのは良いけれど誰がやるの?
 お金はあるの?実施可能な条件整備をしてください。
 1977の米国キャリア教育
・CEIA 1997-5年間 1000億円をかけて 
 キャリアエデュケーションインセンティブアップ を行った。
・日本ではキャリアエデュケーションプロモーションアクトとなるか。
文部科学省、平成23年2月→
 教職員の意識にばらつき・指導計画を作成していない・校内体制
・全体計画を立てるPDCAを回しはじめている。
 15年たってやっとPの段階。
 Dは確かに有効であると言い始めているがCとAには結びついていない。
・産業構造が大きく変わっている。
 明らかに大きな波変化の波が訪れている。
 なぜ先取りしてやらないのか。
・指導主事は仕事しているのか?「指導をしていない主事」だ。
・各県の指導主事の資料を見て残念だ。
 駆け出しの指導主事では対応できない。
・現場のベテランの先生が納得するわけない。
Localism
・「子ども・白書」平成26年版  生徒指導と進路指導・福祉に関する資料が載っ ている あらゆる教育指標で日本の教育は優秀だ。
ブルキナファソから日本の教員養成のマネをしたいという連絡が来たことも。
・光れば光る程陰の部分もある。
・質的に劣化している。
・日本の教育は今大転換期だ。
 
イメージ 2
 
・道徳教育・いじめ対策・キャリア教育・・・
 対象療法でなく、根本から変える
グローカリズム
・学校教育の課題は学校教育だけで無く地域全体の教育力の問題。
・若者は現行の学校システムでは救えない。
・地域には子どもの発達育成に関わるシステムが沢山あるのだから。
・グローバルは受け売り、グローバリズムと言っているが
 「ダイバーシィティー(多様なものを受け入れる豊かな感性。)
・普遍的なものの探求
・日本人としてのアイデンティティー(日本人・文化・民族)」
・Glocalism
・大学入試もやめても良いのでは?民間資格
 戦前の東京理科大(物理学校)は全員は入れたが1/3しか卒業できなかった。
・世界の100の大学に日本は二つしか入っていない。
・仙崎先生のハーバードで教えている親戚の話
・1976年 M.H.Trow マーチントロウー 
 による高等教育システムの段階推移に 伴う変化の図式より。
・大学はユニバーサルになると中身が問われる。
・日本の大学は「生活習慣病」だ。矢野真和さん。
 日本の大学
・日本の大学は若い人しかいない。
 親が授業料を出している
 四年でみんな卒業できてしまう、
 だから100年おくれるんだ。 
イメージ 1
 
・平成20年度に合わせて学習指導要領を前倒しして改訂したいそのとき、
 新教科「公共」を導入するという動き。
 7月の新聞によるとキャリア教育を包括的に指導する。
 財源はあるか?
アメリカのキャリア教育運動がどう始まって
 どう終わったのかを振り返るとよい。