Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

隠岐島前高校魅力化プロジェクトのお話

第二回「学びのイノベーションフォーラム」より

・ 地域と学校の連携で生きる力     
 藤岡 慎二 さん(隠岐島前高校魅力化プロジェクト)


   http://miryokuka.dozen.ed.jp/learning-center/
・「キャリア教育」地域と繋がった実践

島根県 隠岐 島前高校の話
   http://www.dozen.ed.jp/
 
 全国の統廃合校60校 7校に1校はなくなる
・その島に1校しかない高校がなくなると・・・・・
・高校が無くなると小中学校も無くなり子育てできない→過疎を加速
少子化対策の切り札はない、例えば図書館とか公民館とか
 本来持たねばならない機能を持つ。
・では高校の本来の機能は?
・課題先進地域→超人口減少・超少子高齢化・財政難 
 まさに答えのない問い!
 
・高校がなくなると

 →家族も出ていき
 →年寄りもいなくなり
 →病院もなくなり
 →地域は崩壊する
 →急激な人口減少が起こる
 
自治体の経済格差がそのまま教育格差になっている
・「存続」でなく「魅力化」で高校の立て直しを図ってきた
・高校のカリキュラムを変える
・「仕事がないから変えれない」→「仕事を作る」
・人づくり×地域作り
・「何もないから、何かを作ることによって、キャリア教育ができる。」
・将来日本に向かってくる問題を身近に横断的に学べる、
 総合政策的に自分のやりたいことが学べる。
 (何度聞いてもこの逆転の発想が素晴らしい!)
 
・「地域学」地域の問題を解決して、「実行」する。
 大人に提案して「たたかれる」経験で伸びる!
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・課題先進地域の高校生は「未来からの留学生!」
・高校が地域課題に取り組む理由
①・「人材流失に対する地域の問題」
 ムラを育てる学力の育成→「国を捨てる」学力から「国を育てる」学力
・「ブーメラン人材」→地域が思いっきり育てるとその生徒は地域に帰ってくる。
・覚悟を決めて丁寧な生活をする人材となる
 
②・学びが抽象化して学ぶ動機が弱まる。
 「勉強すれば幸せになれる?」
 地域の問題は家族友達の問題だから当事者の問題
 →当事者意識・意欲と主体性を取り戻せる
・自分の半径5メーターを幸せにする
・自分の「向いていること」、「好きな事」と、「社会に貢献できること」、
 この三つの間が見つけるられるとモチベーションはアップする。
 
③答えがない問題に対する答えが求められる。
・「夢ゼミ」
・畜産の問題をICTで解決したい
・具体的なアプローチが生まれた
  島外からの入学者(「島留学」)も増えている!
 「島留学」↓
  http://www.dozen.ed.jp/study-abroad/uploads/school_guide_2013.pdf
 
前向きに進む勇気を与えてもらいました!