ブルース・フラー(米 カリフォルニア大学バークレー校教育大学院教授)
※ご注意 あくまで個人的な講演メモです。
教室と当局の関係
コンピテンシーについても
変化についても
利害関係団体が関わっている・・・
これまでの流れについて
①・1800年代の米国はコモンスクールみんなが学校に行けるように・・・
明治時代の日本に追随
投資をすれば学校の中身は良くなると考えていた
②・1990年には教員の役割・ 資質・1960年代は公平性に注目
格差をなくす・民族問題、マイノリティーの問題、ヒスパニック系、
→ヒスパニック系は今やマジョリティー
③・1970年になると組織の多様化が見られる。
半数のか生徒はチャータースクールにいく
校長も解雇される。
税金でまかな割れている学校ではあるが
オーガナイジングローカリー
組織の多様性というのは
地元に学校に任せれば低所得層に良い教育ができるかという考え
論点
・1
インプットを投入すれば良くなるいう考え方
(財政を投入すれば・・・)
教員組合が大きな予算を求める
米国は達成度が上がっていない
・2
資質というより教員の質、プロフェッショナル
教授法の改善
コラボ連携の要求
教員のコミュニティーを作っても達成度を上げることになるのか?
・3
アカウンタビリティーに注目するということ。
中央集権的
ジョージブッシュの時代
「一人の生徒も落ちこぼさない法」
※(P.L.107-110)のこと。
測定できるものばかり評価していないか?
テストばかり
すべての州・知事などにはいろいろな解釈があった
四年生で読解力が優れているといったが、
すごくばらつきがあった
・4
親の収入による格差
市場経済を導入する。
学校を選択した上で
その金額を支払う
チャタースクールでもっと格差が広がるのではないか・・・
社会層の区分をより鮮明にしてしまう
どのように「公益」の考え方を作り上げるのか
地元で組織化する
先進国においては
様々なセクターが教育に入ろうとしている。
組織の中の階層
より認知技能・つながり・
「工場型」の学校は古い
米国で顕著になるのは
文化の多元性
民主的になればなるほど
より平等にしていくことが
資本主義の不平等をどう埋めていくか
学習到達度とそのギャップを埋めていく方法
日本という文脈で
どのように社会のステータスが根付いているところで民主的な対応をするか
アメリカを真似しないで !
米国には「成功」の数度同じだけ「失敗」がある。
どのように「多元的に対応」するかで苦労している。
より「民主的」になっていくために
西洋のやり方をそのまま借りてこないで。
経済の成長と公平性のバランス
多元的社会に対応するか。
日本の社会を構築してきた基盤をどのように保ちながら多元社会に対応していくか
自分たちの社会からの文脈を !
感想
世界はNPM=ニューパブリックマネジメントの波
GERM=グローバルな教育改革
による教育に対する費用対効果が検証されているが
エビデンスの検証に関して
日本には「日本の教育の良さ」がある。
それが何かを検証しそれを支える制度を築いていくことは
できないのだろうか?