昨日は夕方からの自分の発表の前に小学校の先生方が行っている授業の研究会に参加しました。
今回は国語の授業分析
・・・・なんと
「授業のビデオから全ての発言を字起しして検討している!」
字起しされた文字を辿っていくと広がってくる教室内のイメージ
リアルな場面が浮かび上がったところで
その場面での教師の働きかけについてじっくり話し合う
こんな細かい授業研究を見たのは初めて!
時間軸で
誰が
どんな発言をしていったか拾っていくと
教師のかけた一言が
教室内でどんな波紋の輪を広げていったか
細かいさざ波まで浮かび上がってくる。
一人ひとりへの細かい声かけ
実に細部まで行き届いた丁寧な指導
普段ここまで気にかけて授業をしたことはなかった
知識の注入に走り
いかに効率的に知識を増やすか
という指導に偏った高校の指導は
とても「ドライ」に感じた。
文章から「感情」を正確に読み取り
ドライな「知識」を超えた先にある
「実感」を伴った理解まで深めている。
さらに、
それを可視化・共有する
「感情曲線」の工夫
(黒板に感情のスケールを示し、そこを指さしながらどこに該当するかを挙手)
「アクティブラーニング型」授業もさりげなく活用
一方向だけに偏らず
タイミングをとりながらの
ペアワークによる双方向性
これらの活動の小気味よいリズムと
「板書」のシンクロ
小学校の授業には
「受験」によってゆがめられていない
本来の「学ぶ意欲」によって進んでいく授業
「授業」の原点があった!